Android端末と連動する、ソニーの透過式メガネ型ディスプレイ端末「SmartEyeglass」

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にわかにもりあがるスマートグラス業界に、ソニーも新たな製品を投入してくるようだ。

このたび発表された「SmartEyeglass」は、透過式メガネ型端末と呼ばれる製品で、眼鏡のようにかけることで、Androidと連携して視界に必要な情報を重ねて表示することができるもの。ソニー独自のホログラム技術により、視野を遮るハーフミラーも不要な、透過率85%で厚さたった3.0mmというレンズを実現したという。

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公式リリースによれば「CMOSイメージセンサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、照度センサー、マイクなどの多彩なセンシング機能と、連携したスマートフォンのGPSによる位置情報などを活用して、ユーザーの状況に応じた情報を提供できる端末」とのことだ。

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最大のポイントは、表示を単色に絞ったところだろう。これにより、高い視認性と省電力性を両立できているようである。

9月19日より開発者向けのSDK配布は開始されており、利用例としてクックパッドやゼンリンのアプリ開発例が挙げられている。また開発者向けのサイト「Sony Developer World」を立ち上げるなど、ハードだけでなくアプリをも巻き込んだ展開を想定していることがうかがえる。

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スペックは解像度が419× 138ピクセル、表示色が緑単色で256階調。ディスプレイ輝度は1,000 cd/m2。有効画素数300万画素のカメラも備え、640X480ピクセルのVGA相当解像度な動画も撮影可能だ。Androidとの接続にはBluetoothかWi-Fiを利用。本体重量は77gとかなりの軽量。

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この仕様を見ただけでも、かなり機能を絞り込んで、実用性に寄せてきた印象をうける。エンタメよりも日常への親和性を高めた端末ということで、ビジュアル的な疑問はありつつも、個人的に楽しみである。

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