
オランダの3Dプリンター用フィラメントメーカーのColorFabbが、木のような質感のオブジェクトを出力できるフィラメント「WoodFill」を販売している。
「WoodFill」は70%のPLAと30%のリサイクル木材繊維が混合されており、PLAをプリントするときと同じ温度で利用することが出来るという。
「WoodFill」は、「WoodFill fine」と「WoodFill coarse」の2種類が展開されており、「WoodFill fine」は標準的な0.4mmのノズルでプリントが可能だが、「WoodFill coarse」は0.8mmのノズルが必要となる。印刷速度は50~80 mm/s、積層ピッチは0,25~0,3mmの組み合わせがより良いパフォーマンスを発揮するとのこと。
このWoodFillを使用して上記のようなオブジェクトの出力が可能だ。
また、デザイナーのChris van den Elzen と Judith van Vliet が『EXCIDIUM』というWoodFillを使った靴を発表している。アッパーにはカーフレザーが使われているが、厚底の部分はWoodFillを使って3Dプリンターで出力されているとのこと。木材を組み合わせたような質感が、WoodFillを使用することによって表現されている。
『WoodFill Fine』はColorFabb社のサイトで39.95ユーロで購入可能だ。
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