Alibaba(阿里巴巴)のオンライン投資信託Yuebao(余額宝)が縮小傾向

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昨年夏、Alibaba(阿里巴巴)の投資信託Yuebao(余額宝)が初めてローンチされた時には多くの関心を集め、初期段階では急成長を遂げた。ところがこの7月には停滞し始め、最新の数字によれば、Yuebaoへの投資は現在、現象傾向にある。

7月の時点では、Yuebaoは5740億元(920億米ドル)の資産を保有し、世界第4位のマネーマーケットファンドだった。しかしこの金曜に、Tianhong Asset Management Co.(天弘基金管理、Yuebaoの資金を管理しているAlibaba所有の企業)が公表した最新の資産は5340億元(870億米ドル)。つまり、ユーザは7月以来、ほぼ50億米ドルを引き上げたことを示唆している。

しかしTianhongは同時に前向きな数字も発表している。Yuebaoのユーザは現在1億4900万人となっており、これまでに総計約200億元(32億米ドル)の利益を上げたというものだ。これはつまり1ユーザ当たり、133元(21米ドル)の利益となる。最低投資額の制限がない投資信託としては悪くない数字だ。

利回りが、6%を超える当初の高い水準から少し落ちたことを考えれば、全体での資産の下落は驚くに当たらない。利回りは5月に初めて5%を下回り、Yuebaoのホームページによれば、本記事の執筆時点で4.1%ほどだ。

Yuebaoも3月ごろに明らかになった政府の規制によって足かせをはめられてきた。顧客が他のオンライン投資信託に資金を移動することを難しくしたり、送金に関する制限を設けたり、QRコードなどの新しいタイプの決済方法を禁止したり、バーチャルクレジットカードのローンチを停止したりしたことなどだ。Alibaba会長のJack Ma(馬雲)氏は、中央銀行と大手4銀行が「独占状態」を濫用しているとして公に非難した。

むろん、Yuebaoは最近の一時的な下落にもかかわらず、いまだに総資産870億米ドルを抱える世界最大の投資信託のひとつだ。しかし、その地位を長期的に保てるかどうかはまだこれからだ。

この件につきAlibabaのコメントを求めたので、回答があったら続報したい。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】