
ウェアラブル系のデバイスにとって、入力インタフェースをどうするか、というのは大きな問題である。音声入力に頼るのは現実的ではないし、小さな画面にキーボードを表示するのもストレスがたまりそうだ。
Microsoftの研究チームが現在開発を行っている「Analog Keyboard」は、そうしたウェアラブル系デバイスの入力問題を解決しようというもの。同製品は、Android Wear用の文字入力インタフェースで、時計の文字盤全体をアナログ入力用のパッドとして利用することができる。
マイクロソフトによれば、本アイデアは斬新なものでもなく、既に30年前にカシオ社が「AT-550」というデバイスでチャレンジしていた方式であるとのこと。いまこそこのアイデアを蘇らせるときだと、マイクロソフトは主張している。
こちらがAT-550である。なお研究目的のためであれば既にプロトタイプのダウンロードは可能となっている。最新デバイスのインタフェースは、何も革新的な方法だけが正解というわけではないという、ひとつの好例となりそうだ。
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