筋電義手のhandiii、クラウドファンディング開始5日で目標金額を達成

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決して巨額の調達金額ではないが、彼らにとっては大きな一歩となったはずだ。

筋電義手「handiii」を開発するexiiiが挑戦していたクラウドファンディング「kibidango」での資金調達が目標金額の70万円に到達した。開始から5日目での達成で、6日目となった現在、その調達金額は100万円に到達しそうな状況になっている。

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新型のhandiii coyote

昨今のスタートアップバブルからみれば、100万円なんて微々たる金額に思えるかもしれない。しかし筋電義手というプロダクト・マーケットの難しさ、そもそも新しいものづくりに挑戦するハードル、大手メーカーを辞めてスタートアップすることの難しさを考えれば、このマイルストーンへの到達は大いに歓迎したい。

思えば同じく福祉機器である車椅子を大きく変革させたWHILLも同じくクラウドファンディング「CAMPFIRE」からのスタートだった。2011年暮れに実施された試作機のプロジェクトはその後順調に成長し、500Startupsへの採択、そして二度に渡る大型の資金調達に成功している。

こちらはWHILLのチーム。新時代のパーソナルモビリティもスタートはクラウドファンディングだった

僅か数人の若手技術者たちが挑戦することで、世の中は確実に変わるのだ。WHILLは今、2015年に2000台という販売目標に向かって突き進んでいる。

今回の目標額達成についてexiii代表取締役の近藤玄大氏にコメントをもらった。ちなみに彼らは現在、新型のhandiii「handiii coyote」に取り組んでおり、先日開催されたMaker Faireでは今回、クラウドファンディングでのプロジェクトで利用を予定している森川さんが実際に装着した姿をお披露目している。

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Maker Faireで実際に新型を装着した森川さん

「新型”handiii coyote”の反響としては、実際にユーザー(森川さん)が装着して動かすことで、手のある僕たちがリモートでhandiiiを動かしていたこれまでのデモとはまた一段違う注目を集められた気がしています。

機能に関しても、森川さんは使い始めて10分程度で習熟されていたので、手応えを感じています。さらには、森川さん自らお客さんに説明して頂くことで、障害を持った方々と一般の方との溝が縮まったようにも思えました。

あれだけ握手を求められる40歳過ぎのおっちゃんは、全国探してもなかなかいないのではないでしょうか(笑」(近藤氏)。

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握手というか腕を掴む森川さん

筋電義手は多くの人たちにとっては馴染みのないものだ。しかしある特定の人たちにとっては本当に大切なプロダクトになるかもしれない。

プロジェクト終了まで53日残っているのでこの後の伸びにも注目したい。

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