新しいバスの使い方 – バスシェアリングのBridjに注目

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Image by DXR

<ピックアップ記事>Is Ride Sharing’s Next Stop a Bus?

UberやLyftは輸送分野におけるシェアリングエコノミーを代表していますが、バスという輸送手段に対してシェアリングエコノミーの考えは浸透しているのでしょうか。

今回はバスシェアリングのスタートアップであるBridjのCOOを担当しているGade Klein氏の講演記事があったのでご紹介しようと思います。この記事では主に、Gade Klein氏の経歴から始まり、Bridjのアイデアの原点や他社シェアリングエコノミーサービスとの差別点が話されていました。以下、要点をかいつまんでご紹介します。

Bridjは、現在ボストン市内だけでβ版として展開されています。各都市の人達の居住データや、どのようなルートで通勤しているのかというデータを基に、効率的なバスルートを提供しているとのこと。また専用アプリを利用することで、バスがピックアップまでしてくれ、目的地まで、もしくは近くで降ろしてくれます。また、車内にはWifiやレザーシートが完備。大きな特徴としては、5ドル前後というUberやLyftより低価格でサービス提供している点だそうです。

次にGade氏の経歴ですが、シカゴとワシントンD.Cの交通部門のトップとしての経歴を持っているとのこと。また、行政系の仕事でもある交通部門に入る前は、多くのスタートアップでの職歴があるとのことです。特に有名なものとして、カーシェアリングのZipcarで副社長として働いていたことが紹介されています。

他社カーシェアリングサービスとの差別化ポイントとして、乗客人数を挙げています。UberやLyftがだいたい3人しか乗れない一方で、7 – 15人の客を乗せることができる小型バスで差別化を図り、乗客人数という面では同じセグメントにいないため、市場を取り合うことはないのだそうです。

ここまで要点を紹介してきました。このデータによると、アメリカのバス市場は約50億ドルで、2009年から年間で平均2.6%の成長率を保っているとのことです。この数値から見ると、成長率がプラスである点から北米バス市場でスタートアップが誕生することにも納得がいくでしょう。しかし、Bridjが柔軟にバスルートを取れるのはGade氏が交通局に勤めていた経歴からだということが伺えます。そのため、他のバススタートアップにとって参入障壁は高いように思えます。

また、先日の記事にあるように、UberやLyftが空港に乗り付け可能になったことから、飛行機や鉄道などの他の交通機関との連携も重要になってくると思われます。シェアリングエコノミーの新しいビジネスモデルとしてこれからBridjがどのような舵取りをしていくのかに注目されそうです。

Via Government Technology

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