独身の日(光棍節)の前、私たちはAlibaba(阿里巴巴)の成功を見極めるのに注目すべき点を4つ紹介した。そのうちの1つは、同社の売上が90億米ドルを突破するかどうかだったが、これは実際突破した。もう1つは、同社が最近行なった物流や配送面の増強により、約束通り商品を素早く出荷し配達できるかどうかだった。その問いに対する答えは定かではない。
Alibabaの配送子会社であるCainiao(菜鳥)の報告によると、独身の日以降の3日間で4,000万以上の小包が配達されたという。この数字は大したものだと思われるかもしれないが、Cainiao によると、同日Tmallでは2億7,800万件の配送注文がなされたという。
3日間で4,000万箱の配達というのは、全配送件数のうちの14%に過ぎない。ということは、ほとんどの顧客は3日以上待たなければならなかった(そうは言うものの、Alibabaに公平を期すれば、それほど長くはなかっただろう)。
もちろん、顧客自身にも問題があった。Cainiaoは顧客に対して、見慣れない番号から電話があったとしても必ず電話に出るようお願いしていた。電話の相手が配送業者からかもしれない上に、その電話に出ないとなると配達が遅れてしまう原因になるからだ。また、配送業者の手間をなるべく軽減させるよう協力も求めていた。例えば彼らが階段やエレベーターなどで時間を無駄にせずに済むようオフィスビルのロビーや屋外で荷物を受け取るといったことだ。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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