インドネシアのTouchTen Games、ネコ耳婦人警官ゲームの開発に向けてKickstarterで資金調達を開始

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Ramen ChainSushi Chain などのゲームアプリ、O2O 向けのゲーミフィケーション・プラットフォーム開発で知られる、ジャカルタのスタートアップ TouchTen Games は先頃、新作ゲームタイトル「Target Acquired」の開発に向けて、Kickstarter で資金調達を開始した。資金調達の目標額は1万ドルだが、資金調達開始から約1週間で目標額のほぼ半分を超えていることから、このプロジェクトの成功はほぼ時間の問題だろう。

Target Acquired の開発にあたっては、カプコンの人気ゲームシリーズ「ロックマン」の音楽を手がけた作曲家・松前真奈美氏を起用、さらに、元スクエア・エニックス・インドネシアCEO照屋遼氏をデザイン・コンサルタントに迎える。まさに、ジャカルタ発の本格派日本ゲームアプリと言えるだろう。

このゲームでは、Yura という名前のネコ耳の婦人警官が、世界支配を企むサイボーグのネズミを追いかけるというストーリーが展開する。プレーヤーは〝ネコ耳ポリス〟という街の中を駆けずり回り、さまざまな障害を乗り越え、敵であるネズミを倒す。宝物を手に入れたり、ボスロボットに出くわしたりする過程で、Yura のユーザレベルが上昇する。

TouchTen Games は、Target Required を Android 向けに2015年5月にリリースすることを目指しているが、Kickstarter で資金を提供したユーザには、5ドルで壁紙データ、10ドルで1月の時点でベータ版が利用できるようにするなどの便宜を提供する予定だ。

TouchTen Games は昨年、サイバーエージェント・ベンチャーズやトムス・エンターテイメントから資金を調達しており、また、 Kickstarter で調達している1万ドルという金額では、ゲームタイトル1本の開発には間に合わないことを考えると、今回のキャンペーンの立ち上げは資金調達よりも宣伝的要素が高いのだろう。筆者は11月末に TouchTen Games CEO の Anton Soeharyo 氏と会う機会があると思うので、その際、詳しい話を聞いてみたいと思う。

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