日台中韓のスタートアップが集う「ASIABEAT 2014」で10社がピッチ、台湾のFacebook広告スタートアップQSearchが優勝(全社ピッチビデオ収録)

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優勝した、台湾の QSearch のチーム。

これは2014年12月、台北で開催された ASIABEAT 2014 の取材の一部である。

今週、台北市内で日本・台湾・中国・韓国のスタートアップ・投資家が一同に会するイベント「ASIABEAT TAIWAN 2014」が開催された。

スタートアップらがピッチで互いに凌ぎを削る「スタートアップ・バトル」のセッションでは、参加した日台中韓30チームの中から、1日目の予選で選ばれた10チームがピッチ、優勝の座には台湾の「QSearch」が輝いた。

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Qsearch は「ユーザの行動は属性に勝る」を合言葉に、Facebook 広告のターゲティングを最適化するプラットフォームだ。QSearch を活用することで、Facebook 広告のコンバージョン率が使わない場合と比べ、16倍以上にも改善されるのだという。

この他、ASIABEAT 2014 のスタートアップ・バトルに出場したスタートアップについても見ておきたい。

FlyFit(台湾)

FlyFit は、ジェスチャー認識をベースにした、サイクリング、ジョギング、スイミングなどの運動トラッキングができるデバイスとアプリを提供。多くのトラッキング・デバイスはそれぞれ、運動の種類に応じて用途が限られるのに対し、FlyFit は多くの種類の運動を一台で記録することができるのが特徴。今年初め Kickstarter でクラウドファンディングを成功させ、現在は大量生産フェーズにある。

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Shakr(韓国)

Shakr はテンプレートを使って簡単に商品紹介/人物紹介のプロモーション・ビデオが作成できるプラットフォーム。クラウドソーシング的にテンプレートを作成するデザイナーを有し、デザイナーにはレベニューシェアでテンプレートの作成料が支払われる。ユーザは10分ほどでビデオを作成でき、作成は無料だがダウンロードにあたり50ドル支払う必要がある。台湾の FOXCONN(鴻海/富士康)とも提携して、テンプレートの供給を受けているとのことだ。

MyMusicTaste(韓国)

以前 Mironi というソーシャル・ミュージック・アプリで紹介した JJS Media はその後ピボットし、MyMusicTaste というアプリをローンチしている。このアプリは、世界的にアーティストのファン層をエンゲージすることに特化しており、アーティストを招いてコンサートやツアーを開催した際に、興行主がイベントを黒字化できるようにするプラットフォームだ。今年40回のコンサートを MyMusicTaste が開催支援しているが、すべての興行が黒字化できているとのことだ。彼らの強みは、K-POP の生みの親である、韓国の芸能プロダクションとの強いコネクションとのこと。コンサート開催前に、一定の興行収入を担保するというアプローチは、日本の Alive などのコンセプトにも似ているかもしれない。

BizEditors(台湾)

BizEditors は、2013年の Echelon 2014 Tokyo で優勝した TopAdmit.com の運営スタートアップによる新たなサービス。スキルの高い翻訳者を雇うことで高品質の翻訳を提供、この点で既存のクラウドソーシング翻訳サービスと差別化している。6月には B Dash Ventures のリードで、Pinehurst Advisors や台湾の複数の個人投資家から525,000ドルを資金調達した

Bridge Call(韓国)

一般的な無料電話サービスは、利用するためにアプリをローンチしなければならない。例えば、これを自分の祖父母などスマートフォンの操作に詳しくない人に強いるのは現実的ではない。Bridge Call は一度インストールしてしまえば、通常の電話をかける操作をするだけで、Bridge Call による無料通話を試みる。電話の受信者が Bridge Call のユーザであれば無料で接続、Bridge Call のユーザでなければ通常の電話回線で相手に接続される。半年間で600万ダウンロード、登録ユーザ数は160万人。シンガポール、台湾、マレーシア、インドネシアでサービスを展開中だ。

Coolpeds(中国)

Coolpeds は、いつでもどこでも充電ができる、折りたたみ可能な小型の電動バイク。重さは9.9キログラムと軽く、通常歩行の6倍のスピードで移動が可能。高層住宅に住んでいても、自宅まで持ち帰って部屋で簡単に充電が可能。CEO は、コンセントを借りることができれば、スターバックスでコーヒーを飲みながら充電することも可能だとアピール。現在は、太陽電池で充電ができるバージョンを開発中だ。

Planty(韓国)

Planty はスマートフォンごしに遠隔で植物を栽培し、成長過程をモニターできる IoT。日本への市場参入を計画中だ。来年1月には Kickstarter でクラウドファンディングを開始したいとしている。

500videos(韓国)

15秒間の個人紹介/企業紹介のPR動画が作成できる 500videos。今年には75万ドルを調達した。今後は、ユーザが作成した動画に対して、500videos が、そのビデオの内容や様子が〝ホンモノ〟であることを証明する認証プログラムを実施する予定。これは主に企業向けのサービスで、500videos が動画を作成した企業の登記情報などを確認し、掲載された動画の情報をギャランティーするとのことだ。

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Alfred(台湾)

Alfred は、ペットの見守りに特化したカメラアプリ。家には普段使っていない Android フォンのカメラを設置しておき、外出先からはアプリからスマートフォンアプリから家にいるペットをモニタできる。カメラには動作を検知する機能が備わっており、一定の動作パターンを検知して、ユーザにアラートを通知することができる。


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イベントのエンディングに顔を揃えた、共同オーガナイザー(日本 B Dash Ventures、韓国 Platum、中国 Technode、シンガポール e27、台湾 資訊工業策進会の担当者ら)

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