ガラポンTV4号機内蔵HDなし約2.5万円の格安モデルを発売。購入のハードルを下げ、テレビ視聴環境の多様性を提供する

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テレビ番組(ワンセグ)全録機を開発しているガラポンが、先日「ガラポンTV4号機内蔵ハードディスク(HD)なしモデル」を販売したと発表した。

これまでのテレビ番組の録画だけでなく、8月に発売したガラポンTV4号機では、8チャンネルを同時に一覧画面にライブ視聴する機能を追加した。これによって、見たい番組を瞬時に探し出すことができる。また、HD内蔵モデルによって、24時間×60日間以上録画できるものであった。

今回、この録画内蔵のHDなしモデルを発売した。値段は、24,800円(税別)と、8月に発売したHDありモデルの36,500円(税別)よりも、さらに格安なものとなり、一気にユーザに手に取りやすいものとなった。

同時視聴の画面。ここから、特定の番組を映し出すことができる。
同時視聴の画面。ここから、特定の番組を映し出すことができる。

HDを内蔵していないため、ガラポン自体での録画はできないが、自身がすでに持っている外付けHDを使えば問題なく、HDありの4号機の容量は500GBであるため、例えば自身で1TBや2TBのHDを持っていれば4号機以上の番組を録画することができる。

今回の、HDなしモデルを販売した理由として、景気に大きく関係していると、代表取締役社長の保田氏は語る。

「ガラポンTVは、海外、おもに中国や台湾で製造しており、このため円安の影響を受け原価は高くなっております。また、日本国内も円安などによって消費もデフレ傾向にあり、ユーザの節約傾向もさらに高まっていると思います。そこで、最終的な販売単価を下げたモデルを提供し、ユーザにとってよりガラポンを手にとりやすい形にしようと考えました。すでに発売から数日経っていますが、思っている以上にデフレマインドは強く、当初想定していたよりも引きがあり、販売価格を落とすことによって売れやすくなる、ということを実感しています」

これまでの録画番組を検索し、タイムシフト試聴でどこでも視聴できる仕組みだけでなく、今回の4号機から全画面同時視聴によってライブ視聴において面白い番組を見逃すことなく、ユーザにテレビを楽しんでもらうライブ視聴機能を追加した。この仕組みよって新しいテレビの楽しみ方を提供できる環境を作っており、ユーザからの反応も大きいと保田氏は語る。

テレビをいかに楽しく、そしてユーザにとっていままで以上の体験を提供するか。その選択肢としてユーザにテレビをまずは体験しやすい環境を作ろうとしているガラポン。次なる展開にも注目していきたい。

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