「僕が全部支えるので、君たちは好きなことやってください」ーー隠れたキーマンを調べるお・スクー伊東氏インタビュー

by OshibaTakanori OshibaTakanori on 2014.12.27

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

今年最後の「隠れたキーマン」はschoo WEB-campusのインフラなど技術全般をサポートするスクー執行役員の伊東弘満氏です。森健志郎社長を始めとした若いメンバーから頼りにされる経験豊富な伊東氏のこれまでの経歴や、スクー社内で語り継がれる名言についてなど伺ってきました。

大柴:今日は「schoo」のインフラを支える伊東さんにお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします!

伊東:よろしくお願いします。

大柴:エンジニアとして実績豊富の伊東さんですが、そもそもパソコンに興味を持ち始めたのはいつ頃からですか?

伊東:そうですね、13歳の頃ですかね。もともと機械が大好きで、いろんなものを分解していました。何で動いてるか気になったんです。ゲーム機やテレビなどだいたい分解しました(笑)。

大柴:機械に興味があり、そこからパソコンに流れていった感じですね。

伊東:そうですね。

大柴:ではキャリアをお聞かせ頂ければと。

伊東:専門を卒業後にSEとしてとある会社に入社したんです。新卒で。でもそこの先輩がいきなり独立するということで一緒についていくことに。新卒入社で2ヶ月で転職しました(笑)。まぁ今で言うスタートアップで、システム開発の受託や大手のシステム担当などがメイン業務でした。そこに約9年いました。

大柴:これまでずっと法人向けですね。

伊東:そうです。それでその頃コンシューマ向けサービスをやってみたくなったんですよね。

大柴:なるほど。

伊東:2005年くらいかな。GMOのグループ会社に転職することになりました。ブログサービスをメインで扱う会社で、ちょうど世の中的にもブログがブームになり始めていた時期でした。ちょうど自分達のブログサービスのユーザーに「しょこたん」がいまして。もの凄いトラフィックで、そのインフラの運用などをやっていました。

大柴:しょこたんブログ凄かったですよね!

伊東:コンシューマ向けのインフラ技術は、その当時にかなり養われました。その後、当時の元社長の声がけで動画共有サービス「zoome」の立ち上げのためにアッカ・ネットワークスという会社に転職します。

大柴:zoomeと言えばニコニコの対抗馬的サービスですね。

伊東:はい。最初アッカ・ネットワークスという会社の傘下にあったので、ネットワーク系の技術も習得できそうだなと転職を決めました。そして2008年にzoomeを立ち上げます。それなりのトラフィックがあったし、一時は初音ミクの公認サービスとしても人気がありました。

大柴:動画系だとインフラも結構大変そうですね。

伊東:そうですね。瞬間7ギガとかを耐えるインフラ設計をし、その構築、運用を数名の協力者は居ましたが最終的にはほぼ一人でやっていました。

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大柴:すごい・・・。

伊東:一日で深夜に20台サーバを増やしたこともあります。そんな感じでそれなりに人気サービスとして成長してたのですが、マネタイズなどがややうまくいかなくて、2011年くらいにサービスを閉じることに決めました。

大柴:なるほど。

伊東:もろもろの処理が片付いた後、gloopsに転職しました。まだ当時100人ちょっとくらいの規模の会社で、そこのインフラ部門の部長として参画しました。ソーシャルゲーム業界の最先端に飛び込み、ものごとの流れの速さを実感しました。とても楽しかったですね。

大柴:やはりgloopsでもインフラメインのお仕事なんですかね。

伊東:そうですね。ただ技術者というよりマネジメント中心でした。去年の4月からはユーザーサポートの新規部署の立ち上げなども担当してたので、これまでの会社よりもいろいろやったかもしれません。

大柴:なるほど。そして今年の4月からスクーに転職されるわけですが。

伊東:サポート部門の立ち上げも完了し、「やり切った感」を感じていたし、今年で40歳になるし、新たなチャレンジをしたいなぁと思いまして。

大柴:伊東さんくらい実績も実力もある方だといろんな会社からオファーありそうですね。

伊東:いや、でも実際大企業からも声はかかってまして、最終的にはそこかスクーかで迷っていました。でもやっぱり自分のミッションが明確で、更に熱い想いを持ってる人と一緒に仕事がしたいなぁと思って。(スクー代表取締役の)森さんを選びました。

大柴:森さんの第一印象はどんな感じですか?

伊東:最初に面接で訪れたときも大きな声で挨拶されて、ハキハキと自分の想いを熱く語る。そんな印象です。それは入社後も変わってませんね。夢を熱く語れ、即断即決で動きが速い。それだけじゃなく、物事をちゃんと考えている。そんな人ですね。話をしてるとひき込まれますね。そこが魅力。

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大柴:確かに。

伊東:心配なのは食事。森さん凄く痩せてるので、ちゃんと食事をとって欲しいです(笑)。

大柴:(笑)。さてスクーでの伊東さんの具体的な業務を教えてください。

伊東:インフラの責任者としてインフラの再設計と運用をしています。インフラを見れる人がいなかったので。あと技術部門全般のサポートもしてます。これまでの経験上、たいがいの言語は読めるし、書けるので。ある程度自分で何でもできるので、何でも自分でやりたいんですよね。自分自身でやりきりたいんです。

大柴:なるほど。若いメンバーに頼もしいですね。そういえば何か名言を残されたと聞いているのですが。

伊東:名言(笑)。いや、将来の目標を発表する機会が社内であって、そこでみんながいろんなアイデアを出したんです。そのアイデアを支えるのがインフラの役目だと思うので、そこで「君たちは好きなことやってください、僕が全部ささえますので」ということをさらっと言ったら「名言だ」と。

大柴:いや、これは名言ですよ。インフラが不安定だとやっぱりアイデアの実現度も低くなりますからね。

伊東:とりあえずみんなには思い切ってやってもらいたいですね。

大柴:それでは最後に将来の展望などをお聞かせ頂ければと。

伊東:スクーとしては「あってあたりまえ」の存在の学習のインフラにしたいですね。森さんの熱い夢を一緒に叶えていきたいと思ってます。個人的にはあと20〜30年は技術者でいたいなと思ってます。技術って面白いですから。

大柴:なるほど。今日はありがとうございました!

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