スマートホーム業界での躍進を図るXiaomi(小米)、中国の家電メーカーMidea(美的)に2億米ドルの投資

SHARE:

midea-xiaomi-720x307

Xiaomi(小米)のプレスリリースによると、中国のスマートフォンメーカーXiaomiは12億7000万元(2億米ドル)を家電メーカーMideaグループに投資した。これによりXiaomiはMideaの1.29%の株式を保有することになる。

2社が協力し力を注ぐのはスマートホームエコシステムの構築だ。Xiaomiの製品と冷蔵庫やエアコン、洗濯機などをはじめとする様々なMideaの製品の統合が見られそうだ。

Midea(美的)は2013年に2億5000万台の家電製品を販売した。

この契約がなされる前の段階ですでにMideaは栄養、水、エネルギーの分野で約25のスマートハウス関連の製品を今年開発していた。Xiaomiによると、Mideaの戦略はXiaomiのものと一致しているため良いパートナーになれるという。

自社のスマートフォン、タブレット、wi-fiルーター、スマートテレビ、フィットネスバンド、セットトップボックスに加え、Xiaomiは最近小規模のハードウェア会社との共同ブランドでスマート機器をいくつか新たに発表した。例えばウェブカメラ血圧モニター電球空気清浄機コンセントがある。

Xiaomiはハードウェア会社100社に投資するつもりであり、すでに25社に投資済みであるという。

Xiaomiは他の大手中国IT企業との間で、早い段階でのマーケットシェアの獲得やスマートハウスのスタンダード作りのための競争の真っ只中にいる。Tencent(騰訊)やJD(京東商城)、Baidu(百度)、Alibaba(阿里巴巴)といった企業は皆それぞれのプロトコルやプラットフォームで奔走しているところだ。しかしその中でもXiaomiは最も大きなハードウェア企業と言えそうで、有利に事を運べる可能性が高そうである。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia
【原文】

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する