Xiaomi(小米)、新たな国へのローンチを2015年まで延期

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Xiaomiはすでに中国以外の6ヶ国で積極的にビジネスを展開している。しかし、徐々に進めていた新たな国へのローンチは、国名が決定しているにもかかわらず現在延期となっている。

Bloombergによると、この動きはXiaomiの国際事業部バイスプレジデントであるHugo Barra氏により、昨日インドのニューデリーで行われたイベントで発表された。(最新情報:オリジナル記事では、生産能力はアメリカによる提案であり、Xiaomiによる推論ではないということを明確にしていない。記事およびタイトルは、これを是正するため修正されている。)

Tech in Asiaへ寄せたコメントでBarra氏はこう説明する:

「私たちの戦略は一度に一つの市場に参入していくことです。それぞれの市場に弊社の全ての商品を展開してから新しい市場に参入するということに集中しています。今年初め、私たちは2014年内に10の市場に参入したいと話していました。しかし少しスケールダウンして、さらなる展開の前にインドとインドネシアに全力を注ぐのが賢明だという認識にいたりました。今年の終わりまでに弊社は中国本土の他に7つの市場で活動していることになります。次の市場はブラジルで、来年の前半の間になるでしょう」

これにより、タイ、ロシア、メキシコ、ブラジル、トルコでのローンチ計画は2015年中に延期される。おそらく、まだ決まっていない西側諸国への進出はさらに先延ばしにされるだろう。Xiaomiは以前、北米には2015年に進出できるだろうと述べていた。

Bloombergが入手したBarra氏の追加コメントによると、同社は「インドへの出荷数は週5万台から20万台に増加し、その数は非常に多い」という。今回の延期がなされた理由ははっきりしない。生産が追いつかなかったためであると思われるが、同社はこの見方を否定している。

Xiaomiが行った台数限定のフラッシュセールが潜在的顧客の失望を買い、7月のインドでの発売はオンラインでの反発を招いた。

中国以外で電話を製造

Barra氏は、XiaomiとFoxconn(OEMパートナー)が生産能力を高めるためにインドとブラジルで電話を製造することを検討しているとインタビューで付け加えた。インドを拠点とした製造は1、2年以内に始まり、ブラジルでの製造はもっと早く始まる予定だ。

Xiaomiは、中国本土以外(香港、台湾、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、インド)の市場では、1つか2つのモデルしか販売していない。全製品が購入できるのは中国本土だけだ。Xiaomiの主力製品である「Mi4」が7月に登場したが、依然として本土以外では購入できない。

【原文】

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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