eMarketerではFrank N. Magid Associatesのもう一つの数字を掲載しているのですが、これも面白い傾向がみられます。2014年末時点での年代別ソーシャルネットワークの利用状況で、やはり予想通りというか、10代から20代はSnapChatの強さが目立ちますね。Instagram、Tumblr、Tinderもややその傾向で、逆に年代が上がると目立って強いサービスはなく、平均的にサービスを利用しているのがわかります。(Tinderの利用率が40代半ばを越えると一気に下落している様子が味わい深くて気になりました)
<ピックアップ>Connected teddy bear startup raises $400K to expand its … cuteness チビっ子のお友達もスマートに進化しております。 「Teddy the Guardian」は幼児向けテディ・ベアを開発するスタートアップで(製品名と社名は同じ)、スマートフォンと接続されたこのクマちゃんの肉球に仕込まれたセンサーで、チビっ子…
「Teddy the Guardian」は幼児向けテディ・ベアを開発するスタートアップで(製品名と社名は同じ)、スマートフォンと接続されたこのクマちゃんの肉球に仕込まれたセンサーで、チビっ子の体温や心拍数などをチェック、健康状態を極めて自然な方法で記録することができる、というものです。詳しくはこちらのビデオで。前半のくだりがちょっと長いです。
サムライインキュベートは今日、新ファンド「Samurai Incubate Fund 5号投資事業有限責任組合」の組成を発表した。これにあわせて、イスラエル・テルアビブを拠点とする日本の起業家によるスタートアップ Aniwo と非開示1社の2社に対して、出資したことを発表した。なお、両社に対する出資については、4号投資ファンドからの出資となっている。 サムライインキュベートの CEO 榊原健太郎氏…
テルアビブの Samurai House で、ミートアップに参加するサムライインキュベートのメンバーと現地起業家・投資家ら。(前列中央がサムライインキュベート CEO 榊原健太郎氏) 写真提供:サムライインキュベート
サムライインキュベートは今日、新ファンド「Samurai Incubate Fund 5号投資事業有限責任組合」の組成を発表した。これにあわせて、イスラエル・テルアビブを拠点とする日本の起業家によるスタートアップ Aniwo と非開示1社の2社に対して、出資したことを発表した。なお、両社に対する出資については、4号投資ファンドからの出資となっている。
サムライインキュベートの CEO 榊原健太郎氏によれば、新ファンドには現時点で5億円の資金が集まっているが、2015年6月のクロージングまでには10〜20億円の調達を目指したいとしている。同ファンドからは、日本国内のシードラウンドのスタートアップに対して一社あたり450万円、イスラエルのプレシードラウンドのスタートアップに対して一社あたり1,000万円程度を出資する。サムライインキュベートは昨年から、トーマツベンチャーサポートとの協業で日本各地の都市で「全国 Startup Day」を開催しており、新ファンドからは、ここで発掘した有望なスタートアップ約70社に対して出資をしていきたい意向だ。
サムライインキュベートでは昨年7月、テルアビブ市内にインキュベーション・スペース Samurai House を設置、日本からスタートアップや起業家を招くとともに、地元の起業家や投資家との交流を目的として定期的にイベントを開催してきた。昨年10月にはトヨタIT開発センターとハッカソンを共催、このイベントからは、GPS や天気情報サービスと連携してドライバを目的地まで雨の降っていない場所のみを通るように誘導してくれるサービスや、ITS(高度交通システム)との連携により、赤信号になるタイミングを予想して自動的に速度調節し、ブレーキをかけて停車することなく目的地まで車を誘導してくれるサービスが生まれた。
榊原氏によれば、世界にいるユダヤ人1,300万人のうち、500万人はイスラエルに住んでいて、500万人がアメリカに住んでいるとのこと。したがって、イスラエルとアメリカのユダヤ人コミュニテイは相互に密接連携していて、イスラエルで流行ったものは、ほぼ自動的にアメリカで流行るという仕掛けができあがっているそうだ。実際に Viber や Yo のようなアプリは、この流れで世界を席巻するに至った。榊原氏は、彼らに続くスタートアップを、イスラエルから輩出したいと考えている。
btrax と言えば、日本のスタートアップ界では、スタートアップのショーケース・イベント SF Japan Night(開始した当初は、SF New Tech Japan Night)を開催する会社として知られている。彼らの本業は、サンフランシスコを拠点に、日米のウェブ関連企業向けにコンテンツのプロダクションやマーケティングを提供する、デジタル・エージェンシーとしての業務だ。 btrax が設立さ…
左から:btrax Japan シニアアドバイザー 佐藤英丸氏、同社広報担当 佐藤日奈子氏
btrax と言えば、日本のスタートアップ界では、スタートアップのショーケース・イベント SF Japan Night(開始した当初は、SF New Tech Japan Night)を開催する会社として知られている。彼らの本業は、サンフランシスコを拠点に、日米のウェブ関連企業向けにコンテンツのプロダクションやマーケティングを提供する、デジタル・エージェンシーとしての業務だ。
btrax が設立されたのは2004年だが、筆者がこの会社の存在を初めて知ったのは2007年、TechCrunch 40 でサンフランシスコを訪れたときのこと。当時から、「サンフランシスコを訪れるなら、btrax を訪問すべき」「CEO の Brandon Hill に会っておいた方がいい」という話は、あちらこちらから耳にしていた。
THE BRIDGE でも英語版を運用しているが、アメリカ人(英語版はアメリカ人だけを対象読者にしているわけではないが)にどれだけ日本のスタートアップ・シーンについて興味を持ってもらうか、というのはチャレンジングなテーマだ。筆者は「多くのシリコンバレーの人たちは、ひょっとして、シリコンバレーの外で起きていることには興味が無いのではないか」という疑念さえ持つことがあるが、長年にわたりアメリカ人と仕事を共にしてきた佐藤氏は、示唆に富んだ洞察を共有してくれた。
それは、伝え方や見せ方の問題でしょう。伝えたいところがどこなのか? 別に btrax はプレゼンテーションを教える会社ではないけれど、SF Japan Night などでは、登壇者にピッチのトレーニングをやっています。そこまでちゃんとやらないとダメ。アメリカ人が興味を持つところを押さえる、という努力が必要です。(佐藤氏)
一昨年、筆者は SurveyMonkey の Dave Goldberg と対談をする機会があり、アメリカのスタートアップ界では、多くのB向け(事業者向け)サービスが台頭しているのに、日本はなぜ C 向け(消費者向け)サービスが主流なのだろうか、という質問をした。彼の見解は当時の記事に記したが、そのときの筆者の頭の中には、暗に「日本にももっと、B 向けのスタートアップが増えるべきなのではないか」という思いがあったのかもしれない。
B 向けが良くて C 向けが悪いなどという論理はどこにも存在しない。佐藤氏がアドバイスするのは、今いる場所がアメリカであれ、日本であれ、何よりも当地のスタートアップ・シーンの文化を受け入れよう、という心構えだ。
もちろん、スタートアップのビジネスモデルに多様性があるのに越したことはないが、アメリカに B 向けが多く、日本に C 向けが多いのは、そもそも文化の違いから来るもの。日本のスタートアップ・シーンをシリコンバレーのそれに準えて考えてみても、そこからはシリコンバレーの焼き直ししか生まれてこないのかもしれない。
その一つの足がかりとして、btrax は Moto360 を購入し、OnTask という音声入力で To Do 管理ができるスマートウオッチ・アプリを開発した。このアプリは、11月にサンフランシスコで btrax が開催した SF Japan Night VII の席上で披露され、聴衆からの注目を集めた。
近年、リクルートテクノロジーズが自社のエンジニアをベルリンのスタートアップに派遣するなど (EIR; Entrepreneur in Residence)、社員に日本以外のスタートアップ・シーンに身を置いてもらうことで、企業内イノベーションを活性化させようという動きが増えつつある。btrax では、昨年から大企業向けにシリコンバレーに身を置くことで企業内創業を支援する「イノベーションプログラム」を展開しており、このような機会を通じて、スマートウォッチ・アプリ開発を始めとする事業支援を加速させたい計画だ。
昨年で7回目を迎えた、btrax を象徴づけるイベント「SF Japan Night」も、これまでに増してアクセルを踏みたいと佐藤氏の鼻息は荒い。
昨年の SF Japan Night には50社からエントリがあり、そこから選ばれた日本予選登壇が15社、ファイナリストの6社がサンフランシスコでの本選に登壇しました。予選に残ったスタートアップのうち3社が女性CEOだった。スタートアップ・シーンに女性が増えてきたのは、うれしいことですね。
来年は、テック系とは全く違う業界からも SF Japan Night のスポンサーを募りたいです。参加機会を増やすために、東京以外の地域での開催にも、エクスパンションを検討してみたい。日本のスタートアップがアメリカに出て行く上で、特に、ものづくり系は大きな強みになるでしょう。もっとたくさんのスタートアップに出てきてほしい。
<ピックアップ>‘Chinese Elon Musk’ Launching An Electric Car – Business Insider テスラやスペースX社を創業したイーロン・マスク氏といえば、いま米国一の起業家として知られています。21世紀の起業家が今後どのような動きをしていくか、みんなが注目しているなか、実は「中国版イーロン・マスク」と…
その名前は、Jia Yueting氏。テックビリオネアであるJia氏は、いままさに電動カーを開発しているとのこと。Jia氏の経歴は、2002年にSinotel Technologiesというスタートアップを立ち上げ、5年間活動していました。それとは別に、2004年には Leshi Internet Information & Technologyを創業し、インターネットTVを中国にもたらした人物として活動。株式公開を行った同企業の株式を44%保有し、23億ドル以上ものお金を稼いだビリオネアなのです。