韓国政府の起業支援組織「Born2Global(B2G)」、2014年のスタートアップ支援は39社54.3億円相当に

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韓国政府の未来創造科学部(미래창조과학부)傘下の創業支援外郭団体「未来グローバルセンター」通称 Born2Global は、これまでにスタートアップの支援活動を積極的に支援した結果、2014年には39社に対して496.2億ウォン(約54.3億円)の資金調達支援に成功した。

この実績は、資金調達に限らず、法律・特許・会計・マーケティングなど各分野の弁護士、弁理士、コンサルタントを通じて支援を実施、スタートアップが投資を受けるための好環境を作ることに注力した結果が作り出したものと評価されている。

1月9日の Born2Global の発表によれば、資金調達支援に加え、海外の特許出願91件、海外事業契約提携45件、海外法人設立11件など、さまざまな分野で注目すべき成果を出したことがわかった。合計では、1,204社に対して、1,856件のコンサルティングサービスをサポートした。

Born2Global は、スタートアップの海外創業や進出成功のために、グローバル創業・経営問題のコンサルティングだけでなく、グローバル創業の専門教育、創業セミナー、グローバルスタートアップ会議、海外企業向け説明会(IR)など、サポートの幅を拡大してきた。

実際に、ポータブル検眼器開発会社の Ovitz(오비츠)は、Born2Global が提供した法律サービスが拠り所となり、アメリカ各地でエンジェル投資を受け、現在は韓国の延世大学校医療院と事業協力を検討中だ。

Wi-Fi を使ったマーケティング・ソリューションの「Waffle(와플)」を提供する Lee & Company(리앤컴퍼니)は、法律・特許サービスを得てベトナムへの海外輸出契約を成功させ、南アフリカの William Daniel Consulting とサービス提供の契約を結んだ。

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会計コンサルティングを受けた企業の業績も目立った。 ヘルスケア・アプリ開発会社 Noom は、海外で110万ドル、モバイルビジネスプラットフォーム開発会社 IGAWorks(아이지에이웍스)から150億ウォン(16.4億円)規模の資金調達をした。

また、Born2Global が主宰する「B2G Academy」2期受講生キム・ソンギ(김성기)氏が代表を務める、ゲーム開発スタートアップ Idiocracy(이디오크러시)は昨年11月、香港の VC である OH Ventures Limited から5億ウォン規模(約5,500万円)の資金調達を成し遂げた。

Ovitz の代表であるキム・ジョンユン(김종윤)氏は、次のようにコメントしている。

海外からの投資を受けるにあたり、法人の設立や株主の問題など、法律的な問題が多くあった。この点において、Born2Global の法律サービスの支援を得て、エンジェル投資家からの資金調達に成功した。

これを受けて、Born2Global は、今年もスタートアップの支援活動に積極的に乗り出すこととなった。

スタートアップのグローバル展開に必要なサービスを年間を通じて、段階的に提供する少数精鋭・集中支援型の新しいプログラムを韓国のスタートアップ・エコシステムにもたらす計画だ。

2月から実施される予定のこのプログラムは、ICT分野から選ばれた100社に対して無料で提供される。スタートアップには、年間を通じてコンサルティングが提供されるのに加え、「GTM (Go-TO-Market) コンサルティング事業」と、6ヵ国での現地事業説明会(IR)を通じて資金調達の機会が得られる「B2G Connect 事業」が支援される。

Born2Global のセンター長を務めるオ・ドクファン(오덕환)氏は、次のようにコメントしている。

今年新たに導入される、少数精鋭のスタートアップ集中コーチングプログラムを通じ、韓国スタートアップの海外進出と起業を最後まで責任を負うことはもちろん、あらゆる分野で活躍を繰​​り広げるスタートアップを発掘、育成していきたい。

メンバーシップ制度を含む Born2Global の2015年支援事業説明会「B2G Road Show」は、今週から2週間、ソウルの Dreamenter(드림엔터)、銀行青年創業財団(은행권청년창업재단)の D.camp(디캠프)、アサンナヌム財団の Maru180 のほか、テジョン(大田)、テーグ(大邱)、チョンボク(전북)、プサン(부산)など全国で開催される。

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom