韓国の輸入高級車外装修理マーケットプレイス「Cardoc(카닥)」が約1億円を資金調達

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去る1月、韓国のインターネット大手 Daum(다음、KOSDAQ: 035720)で社内ベンチャーとして独立したスタートアップ「Cardoc(카닥)」が資金調達に成功したと発表した。Cardoc は、自動車外装修理の見積金額を比較できるマーケットプレイスだ。スマートフォンで修理が必要な車の写真を撮影し、アプリを使って写真をアップロードすると、近隣の評価の高い修理会社から見積が寄せられる。そのあと、ユーザは修理会社とリアルタイムで相談を重ね、修理の依頼まで手続を進めることができる。

Cardoc は、Daum 青年創業ファンドを運用する東門パートナーズ(동문파트너즈、英語名:East Gate Partners)、 Bon Angels Venture Partners(본엔젤스벤처파트너스)、IDG Ventures Korea から総額10億ウォン(約1億円)を調達したことを、12月29日明らかにした。Bon Angeles Partners と IDG Ventures Korea にとっては、今年4月に続き、Cardoc に対する2回目の出資となる。

Cardoc の代表を務めるイ・ジュンノ(이준노)氏はPC製品大手の JC Hyun Systems(제이씨현、KOSDAQ: 033320)やベンチマーク会社の Benchbee(벤치비)を経て、ポータルの Daum でキャリアを積んだ17年間の経験を持つベテラン開発者である。Cardoc は、イ氏が約8年前に構想した事業だ。

Cardoc は昨年4月、リリースから3ヶ月で取引額が10億ウォン(約1億円)に達するなどのユーザからの反応を得た。

Cardoc は今回調達した金額を企画、運営、マーケティング、開発のそれぞれの分野に活用する計画で、安定した財務環境が確保されることにより、2015年にはユーザ獲得とサービスの競争力強化に注力する方針だ。

東門パートナーズのパートナー임완(イム・ワン)氏は、次のようにコメントしている。

自動車のアフターマーケットの分野で、著しい成果を見せ、急速に成長している Cardoc の成長の可能性を高く評価し投資を決定した。外装修理だけでなく、他の分野でもサービスが支援できるパートナーになるだろう。

Cardoc のイ氏は次のようにコメントしている。

今回の資金調達を受けて、年間2兆ウォン(約2,200億円)規模の輸入車外装修理市場のマーケットプレイスを確固たるものにし、多様な事業拡大ができる可能性が高まった。2015年は、提携事業者の売上向上を支援すべく連携を強化し、アフターマーケットで新規事業分野に事業を拡大していく計画だ。

【原文】

【via BeSuccess】@beSUCCESSdotcom

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