Googleが主要自社サービスを子供向けにも展開予定か

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Image by uros velickovic

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ジャイアントテックカンパニーの一員でもあるGoogleが、12才以下の子供向けにも、YoutubeやChrome等の自社サービスを展開するという噂が入ってきました。リリースは2015年度前半期までを目指しているとのこと。

YouTubeは以前から子供向けにサービスをアレンジしていましたが、今回はそれ以外の主要Googleサービスも含まれている模様。記事によると、このプロジェクトがローンチされれば、親は子供がどのようにGoogleのサービスを利用したのかを逐一チェックできるとのこと。

しかし、課題点は法律であると記事は指摘。アメリカの連邦取引委員会は児童オンラインプライバシー保護法を施行しています

この法律下では、13才以下の子供がネットでなんらかの情報を得る前に、必ず親の許可・同意 (Verifiable Consent) が必要で、記事では2014年の9月にYelpがこの法律に引っかかり、45万ドルの罰金を払った例を紹介しています。

ちなみにアメリカではuKnowのように、親が自分の子供のネット活動を監視できるようにするサービスを提供しているスタートアップはすでに登場しています。

Googleが上記のような法律及び子供のネット活動に対して心配している親からの要望にきっちりと答えられるようなサービス設計にしなければ、バッシングを受けるのは必至でしょう。

ちなみにアメリカの12才以下の子供数は約5000万人と試算されています。Googleがこの市場にどう切り込むのか、そしてビジネス倫理的に基づき、どうサービス提供するのかが注目です。

Via USA TODAY

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