スマートフォンを使ったVR(バーチャルリアリティ)事業を展開するハコスコは今日、パノラマ動画共有サービス「ハコスコストア」をローンチし、当該サービスの技術基盤にカディンチェの「PanoPlaza Movie」を採用したことを発表した。
ハコスコは2014年7月、理研からスピンアウトする形で創業したスタートアップで、「1,000円で買えるバーチャル・リアリティ」を合言葉に、専用アプリやダンボール製のヘッドマウント・ディスプレイ・フォルダなどを開発している。12月には ANRI から3,000万円を資金調達、VR を使った広告マーケティング技術の開発を念頭に、大手広告代理店の博報堂とも提携した。
一方、カディンチェは12月に360度全天球パノラマ動画共有サービス「PanoPlaza Movie」をローンチ、ユーザは撮影したパノラマ動画ファイルをアップロードすることで、動画をマウスやタブレット画面などでのタッチ操作で回転させられるようになり、ソーシャルネットワーク上で共有することも可能だ。
ハコスコは、ハコスコストアを通じてVRコンテンツの供給量を増やし、より多くのユーザにVRを体験する機会を提供していきたいとしている。同社はプロダクトの拡販に加え、コンテンツ配信やアプリ・チャンネルの拡大によりマネタイズを強化する計画で、ハコスコストアのローンチはその第一弾と捉えることができる。
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