アプリ使用時間の70%を占めるのはお気に入り3つだけなど、BIによる米国におけるアプリ利用の調査

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<Pick Up> The App Store Marketing Report: user acquisition, retention, and strategies for getting apps to stand out

アプリの総数自体はすごく増えているけれど、1ユーザーあたりのアプリのダウンロード数は数年前と今も変わらない。Business Insiderが行った米国におけるアプリの利用実態に関する調査。

まず、2014年の1人当たりの毎月のアプリダウンロード数は、平均8.8アプリ。これは3年前のそれとほぼ変わらない。昨年、ユーザーはそのアプリ使用時間の70%を、特にお気に入りの3つのアプリを使って過ごしたそう。また、アプリのダウンロードから3ヶ月経ってから、コアユーザーの半数を失うアプリが全体の52%という数値も。

そもそもアプリの数が星の数ほどあるから、App StoreやGoogle Playでアプリを見つけてもらうコストもかつてないほど高い。例えば、iOSにおける1ダウンロード当たりのコストは、2014年10月は前年比で59%アップ。

一方、もっと高くつくのがロイヤルユーザーの獲得。ロイヤルユーザーの定義は、2週間の期間のうちに3回以上アプリを開く人のこと。このロイヤルユーザーをつなぎ止めるコストの方が、新規ユーザー獲得のコストより高くて昨年比から33%アップ。

アプリ開発者へは、アプリのリリースや既存アプリのアップデートは、デバイスの新機種や新OSが出るちょっと前に行うべきとアドバイス。一度新機種が出てしまうと、みんなが揃ってユーザー獲得作戦に出るため、どうしたってマーケティングコストが跳ね上がる。確かに、初めて見たアプリに感動するハードルってすごく高くなっているものね。

via. Business Insider

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