
<ピックアップ>8 things to know before working with an offshore dev team
ウェブ制作業務に携わる方であれば、もしかしたら一度はオフショアでの開発リソースを使ったことがあるかもしれません。メリットは主に価格の安さ、時差による開発時間のシフト、技術メンバーのグローバル化などが考えられますが、実際やってみるとあんまり上手くいかない場合が多いです。
この記事にはYoung Entrepreneur Council(通称YEC)で実際にオフショアを経験した起業家のアンケート結果がまとめられてますが、ああ、なるほど別に世界各国あんまり抱える問題は変わらないのだなというものが多かったです。整理して並べるとこんな感じ。
- – マネジメントに時間かかるよ
- – 要件定義は明確に
- – 期待してるよりは結構お金かかる
- – チェックイン(出社)時間を決めましょう
- – スクリーニングの技術が求められる
よく言われるのは現地でのマネジメント人材ですね。ここの人が例えば自社の人でなかったり、言葉や技術、考え方に問題のある人だったりすると往々にしてトラブルになってるような気がします。
あと「価格が安い」というのも完璧にオフショアを使いこなした場合に実現できるもので、下手な事業者を選定した結果、開発やり直しが必要になって結局手戻り、莫大な追加コストが必要になった、という話も過去に聞いたことがあります。開発時差については、アジア圏だとあまり問題にならないです。
ちなみに私は過去、価格コンペに勝つために某国へ漫画関連のコンテンツ制作を出そうと計画したことがありました。
圧倒的な安さを設定できましたし、競合各社の国内制作という事前情報もあって「完璧に勝った」と涼しい顔でプレゼンに臨んだところ、「その国に発注すると次の週に海賊版が出るのでダメ」と言われて見積もり出す前に退場したほろ苦い思い出があります。
オフショアは意外なところで落とし穴がありますので、用法用量を守って正しく使いましょう。
via The Next Web
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