デジタルデトックスは普段の生活を一新する素晴らしいアイデアか

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Image by Linh Nguyen on Flickr
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<ピックアップ>The New Habit Challenge: Can A Digital Detox Make Room For Big Ideas? | Fast Company | Business + Innovation

日本だけでなく、海外でも地下鉄でスマートフォンを操作するために下を向いている人が多く、社会問題化しつつあるようです。

ちょっとしたスキマ時間があればすぐにスマートフォンを取り出し、何をするわけでもなくなんとなくFacebookやTwitterを見たりする。その結果、気づいたら一日に何十回とスマートフォンを立ち上げていることに気が付かず、手持ち無沙汰をどう解消しようか求めようとしてしまう。

気づいたらネット依存症やスマートフォン依存症という状況になってしまう、ということもありえます。Moment アプリは、自分が一日にどれくらいスマートフォンを使っているかを測定するアプリなので、それをみて自分が実は長時間スマートフォンに触っていた、ということを知ることができるかもしれません。

そこで、デジタル機器から一定程度の距離を取るデジタルデトックスをやってみるべきでは、という声もあがってきています。WNYC(NYのラジオ曲)の Manoush Zomorodi氏は、2月2日からさっそくデジタルデトックスをやってみてみよう、と呼びかけています。以下、その呼びかけをご紹介します。

1日目(2月2日)−ポケットにiPhoneをいれない
ポケットにスマートフォンをいれると、ついつい触ってしまいがち。外出する時にはかばんに閉まって、すぐに取り出せるポケットにいれないようにしましょう。

2日目(2月3日)−写真を操作しない
今日は一日、写真を撮らずにInstagramに投稿しない、アルバムを見返さないなど、スマートフォンの写真機能を使わずに生活してみましょう。

3日目(2月4日)−アプリを削除してみよう
普段、よく使っているアプリを一度削除してみましょう。削除しても、意外と普段の生活にはなにも支障がないかもしれません。

4日目(2月5日)−スマートフォンを使わずに仕事をしてみましょう
普段のメッセージやカレンダーの確認を、ついついスマートフォンでやりがちなのを、あえてデスクトップ、ノートパソコン、iPadなどの別のデバイスだけで操作してやってみましょう。

5日目(2月6日)−分析してみよう
スマートフォンなしの生活が当たり前になったならば、かつてスマートフォンがないと寂しい思いを持っていたときのことを振り返ってみましょう。

最後の6日目7日目である土曜、日曜の朝に、自分自身がどう変化したを振り返ってみよう、というものと、自身のデジタルデトックスの体験をZomorodi氏のラジオで共有してほしい、といった一つのキャンペーンとして、このデジタルデトックスを呼びかけています。もし、日本で実際にやる人は、ブログやSNSでその心境を書いてみるのもいいかもしれません。

デジタルデトックスという行為が、どこまで効果があるかは人それぞれかもしれません。もちろん、一定期間使わないようなことをしても、結局はどうデジタル機器を自分自身が能動的に操作し、自分自身で使う意識を持てるかに限ります。

一種の趣味としてデジタルデトックスを行うのではなく、本質的に自身の身の回りの道具をどう使いこなすか、という思考になるといいのでは、と筆者は思いますが、みなさんはどうでしょうか?

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