米ソルトレイクシティのスタートアップ「HIVE LIFE」社は、「HIVE」という新しいスマートホームシステムを開発している。Kickstarterにて資金調達キャンペーンを開始した。目標金額は10万ドル(約1,200万円)。
このキャンペーンのリワードとなっている製品が、「HIVE hub」と「HIVE sound」だ。
HIVE sound
Hive soundは、140mm ✕ 140mm ✕ 30mmとコンパクトな壁掛け型のスピーカーシステムだ。壁のコンセントに接続して利用する。
Wi-Fi、Bluetoothに対応し、操作は、スマートフォンアプリから行う。個別に操作するだけでなく、家庭内に設置した複数台のHIVE Soundに同時に別々の音楽をかけたりすることもできる。
音楽は、Google Play Music、iHeartRadio、Pandoraなどのクラウドサービスから直接再生するため、スマートフォンやタブレットのバッテリーを消費することもなく、高品質の音楽が利用できるという。バックアップ用のバッテリーを内蔵し、停電時にも再生を続けることができるようだ。
また、音楽再生のみならず、家庭内で連携したスマートデバイスからの通知やアラームを受け取ったり、緊急時対応サービスへの利用も予定しているという。
Hive Hub
もうひとつの製品、Hive Hubはシンプルでエレガントなデザインの、スマートホームのベースとなるデバイスだ。
複数のアンテナを内蔵し、Bluetooth、Wi-Fi、ZigBee、Z-wave等に対応、家のロックや照明、オーディオなど様々な家電と連携させることができる。
操作はHIVE sound同様、スマートフォンのアプリ(iOS/Android)から行う。内蔵電源のバックアップを備えるだけでなく、インターネット接続のバックアップ用に3Gモデム(別途GSMの契約が必要。)も内蔵しているため、不意な停電時にも機能させ続けることができそうだ。
Hive Hub、Hive Soundともに予定小売価格は299ドル。Kickstarterのキャンペーンでは、99ドルの支援でHive HubまたはHive Sound を手に入れることができる。また、199ドル以上の支援でHive HubとHive Soundのセットを手に入れることができる。(149ドルのセットは完売)。無事に製品化された場合は、2015年5月に出荷予定の模様。
製品は現時点では、米国・カナダ向けとなっており、その他の国での利用は未対応。次に対応するのは、ブラジル・オーストラリアとしている。
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