
<ピックアップ>There’s only one ‘bubble’ in this chart — and you can see it from a mile away
毎日北米のニュースチェックをしていると、未公開企業の評価額はバブルだ、いや違う、あそこのスタートアップはクソ高い、ほら◉▲は数億ドル引っ張って全部溶かしやがった、という記事を度々見かけます。例えばこういうの。
A New Renaissance For Startup Funding via TechCrunch
確かにUberはシリーズEラウンドでさらに10億ドルを調達、評価額は400億ドル(100円換算で4兆円)に達するなど、数字だけ追いかけてるとどうしても不安になるのもわからなくはありません。CB Insightsにある米国スタートアップ評価額トップ10のリストもあるので併せて眺めるとなんとも味わい深いです。
ただ、こういう状況を冷静に考察してひとつのチャートで解説している記事がありましたのでご紹介します。書いてるのはBusiness Insiderの創業者、ヘンリー・プロジット氏。元証券マンの彼、たまに金融系の記事かいてるんですよね。内容は非常に明快で、元記事のチャートを見てもらったらああ、確かにそうね、と思わせてくれます。私的にはこれが一番しっくりきました。
また190億ドルという巨額で2014年2月にfacebookによる買収が発表されたWhatsAppも、当時はバブルだ、いやこれからメッセージングがくるんだと多くの記事を見かけた気がしますが、1年経過してみると案外そこまで馬鹿げた買収ではなかったみたい、という考察も出てきております。ここ数年の買収、上場組が決算を重ねることでこういう冷静な考察も増えてくるんじゃないでしょうか。
もちろん全ては結果論なのであと数年して高騰した市場が大暴落、紙くず同然の企業が屍の山となって初めて「ああ、やっぱりバブルだった」となるのかもしれません。そればっかりはわかるのであれば未来の自分に教えていただきたいものです。
via Business Insider
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