Uberが産学連携機構九州と共に、ライドシェアの「みんなのUber」を福岡市限定で提供

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Minna-no-Uber
Uberのブログ記事から

Uber Japanが、ニューヨークなどで既に提供されている相乗りサービスを福岡で開始するそう。「みんなのUber」と名付けられたこのプログラムは、産学連携機構九州と連携して提供されるもの。

みんなのUberは、移動手段が必要な時に、近くで車を運転している人と即時にマッチングしてくれます。利用可能エリアは、福岡市・春日市・志免町・糟屋町。その他の条件としては、乗車時間が60分以内であること、また1週間の乗車回数が5回以下であること。今回のプログラムは非営利目的なため、有益なデータを収集するために無料で利用できます。

毎日、世界中で100万人以上に便利で安全な移動手段を提供しているUber。福岡は、そんなUberにとって全世界で282番目の都市、日本では東京に続いて2都市目です。東京に継ぐイノベーションハブとも言える福岡は、起業家育成にも力を入れており、そんな福岡市や髙島市長のビジョンへの共感もあって今回の連携に至ったそう。

Uberは産学連携機構九州との提携を通じて、スマートシティ構築に向けた取り組みやリサーチを行う研究機関等と連携します。地域間による傾向や需要などを検証していくことで、福岡市の交通ニーズを把握することが最大の目的です。Uberから提供される匿名・グループ化された乗車データを、産学連携機構九州は九州大学の研究プロジェクトである「共進化社会システム創成拠点」や「福岡地域戦略推進協議会スマートシティ部会」などで活用していきます。

みんなのUber上で運転する人は全員、身元確認や運転履歴の審査を行った上でプログラムに参加している人ばかり。また、適切な自動車保険の適応の確認などを徹底することで、安全かつ便利なライドシェア体験を実現していきます。みんなのUberのドライバーとして参加したいという方は、参加希望フォームにから申し込みできます。

WSJには、ニューヨークでは この相乗りサービスがあまり機能せず、結局1人の寂しい移動になっていると指摘する記事が。記事にもあるように、おそらくこれはニューヨーカーならではの傾向。福岡でどんな風に活用され、それが都市づくりにどう活かされていくのか期待したいと思います。

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