2020年までにくるかもしれない5つの教育方法の変化

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Image by {Flixelpix} David on Flickr
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<ピックアップ>5 Big Ways Education Will Change By 2020 | Fast Company 

オンライン化、デジタル化によって、「1000年変わってこなかった教育業界」イノベーションが起きる、と言われている昨今。MOOCや反転授業、政府自体もICT導入で生徒たちにタブレットを配布したりと、デジタル化に舵を切っている。GoogleのChromebookなどの安価なPCの配布も大きいだろう。余談だが、筆者もChromebookを時折使っているが、軽さと安さ、機能を絞ったものにも関わらずキーボードもあるため、文章作成などに最適で、タブレットよりもいいかもしれない。

そんな教育業界の変化も、世界的にも2020年くらいが一つの目処かもしれない。Fastcampanyでまとまっていた、5つのトレンドについて要点をまとめてみる。

1.生徒はリモートで他者とインタラクティブな学習を行う
オンラインで勉強でき、MOOCなどのビデオ学習ができる先には、生徒同士の共同学習などもオンラインで行う、というものだ。コラボレーションツールが発達し、ビジネスの分野で利用されているものを応用しながら、遠隔で生徒たちで学びの空間を作るということも可能かもしれない。

2.テックによる教師のスキルアップ
デジタル化、オンライン化を通じて、教える先生側もテックの知識やスキルが身につくようになる。そうすると、よりテッキーな教師も誕生してくるかもしれない。自作でサービスを作ったりする先生が誕生するのも近いかもしれない。

3.個人によって異なる修了証が配布される
現在の高校や大学の多くは、修了証というその教育機関を通過したという証明書に過ぎない。しかし、MOOCなどで使われているように、より詳細な講義や学習達成の内容を通じた修了証を配布することで、より個人にパーソナライズされた修了証が登場するかもしれない。

4.生徒の声が反映される
現状の教育は、教える側からが用意した教育内容を受けるものが中心だが、より生徒たちの声を反映し、何を学びたいかを生徒たち自身が決める、というものが登場かもしれない。

5.教える側は、より個人に寄り添ったティーチングを行う
一斉講義から反転授業などの教育スタイルになっていくことで、今後はより個々人の学習速度や学習の深度に応じて、より細かな教育を行うよう求められてくるかもしれない。そうした時には、教える側は個々の様子にあった演習問題や教え方に対応していくよう変化していく可能性は大いにある。

via Fastcampany

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