Alibaba(阿里巴巴)がSnapchatに2億ドルを出資

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Alibaba(阿里巴巴)の投資の勢いは留まるところを知らない。ある情報筋が Tech in Asia に語ったところでは、同社は、アメリカのチャットアプリ Snapchat に2億ドルを出資した模様だ。今回の投資において、Snapchat のバリュエーションは約150億ドルまで引き上がった。今のところ、どの社からも出資に関する公式発表は出されていない。

これは、Alibaba が行ってきた多くの巨額投資の最新のディールに過ぎない。今月初めには、台湾の複数のスタートアップに3億1,500万ドルを投資している。2月には、広東省・珠海のスマートフォン・スタートアップ Meizu(魅族)に約6億ドルを投じ、インドの決済サービス Paytem の株式多数を取得した。これらも Alibaba が今年これまでに行った大規模な投資のいくつかに過ぎないが、2014年には、中国のフィルム会社からアメリカの車相乗りスタートアップまで、あらゆるものに巨額を投資してきた

Snapchat への投資も、Alibaba によるアメリカのチャットアプリへの巨額投資第1号というわけではない。昨年には、アメリカのメッセージアプリ Tango に2.8億ドルを出資している。これらのアメリカのスタートアップに対する投資を通じて Alibaba が何を得ようとしているのか、投資先の技術を自社のプロダクトに統合したいと考えているのか、などは明らかになっていない。しかし、Alibaba が世界の支配的Eコマースプレーヤーになろうとする中で、アメリカにおける投資は、Alibaba の世界へのリーチを増やし、より多くの海外カスタマーを魅了したいという大局的な戦略とともにある。

Alibaba は Snapchat への関心を示した、中国のテックシーンで最初の会社というわけでもない。Tencent(騰訊)は、同社自身がいくら出資したかは明らかになっていないものの、2013年に Snapchat の6,000万ドルのラウンドに出資参加している。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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