アドテクのFringe 81、D2Cと協業でスマートフォン向けアドネットワークを構築へ

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先月、日本の大手メディア・広告系事業会社5社から総額4.2億円を資金調達したアドテク・スタートアップの Fringe81(フリンジ ハチイチ)だが、今日、D2C と協業でスマートフォンに特化したアドネットワークを共同構築・運営すると発表した。D2C はその名の通り、先の資金調達で Fringe 81 の株主となった NTTドコモや電通らが擁する合弁会社であり、資本関係を直接的に生かした形での最初の共同事業展開となる。

詳細については改めてお伝えできると思うが、Fringe 81 の創業者で代表取締役の田中弦(ゆづる)氏によれば、この新しいアドネットワークには Fringe 81 がシリコンバレーの Aerospike 社と共同開発した基盤技術がふんだんに取り入れられるとのこと。No SQL のオープンソース RDMBS「Aerospike」はサードパーティーによるベンチマーク・テストでも圧倒的なパフォーマンスを見せており、以前であれば、バッチでしか処理できなかったようなタスクを、ほぼすべてリアルタイムで実現している。

Aerospike のバージョン3シリーズでは、プラットフォームの運用に必要なサーバ/クラウドリソースが従来の3分の1程度で済むそうで、これまでのアドネットワークでは無理だった、詳細条件に基づくユーザのターゲティングも実現できるようになりそうだ。

今回、Fringe 81 が D2C と共同構築するアドネットワークでは、次のようなバリエーションの広告を提供する予定としている。

  • リッチメディア広告
  • インフィード動画広告
  • 大規模かつ多様なデータを利用したバナー広告およびインフィード広告
  • スマートフォン向けアトリビューション分析システムおよびサービス

これまでのアドテク・プラットフォームは、デマンドサイド(広告主)とサプライサイド(広告を掲出する先のメディア)のどちらかを向いているものが多かったが、今後、Fringe 81 では両者に対して包括的にソリューションを提供していくようだ。サービスのローンチを楽しみに待ちたい。

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