従来、アパレル店舗では、ショップカードに記載されたURLやQRコードにアクセスし、顧客自身にウェブでの顧客登録を促す形がほとんどでした。ところが、iPhoneやAndroidなど様々なツールが登場したことで情報登録が複雑になり、登録まで至らず大事な顧客を逃してしまうケースが頻繁に見られました。また、レジ前で紙に登録してもらった情報も、店舗スタッフが空き時間を使ってデータ化するなど決して効率的とは言えません。そんないくつもの課題を解決するのが、KAMIMAGE for FASHIONです。
店頭の手書き入力で、もう顧客を逃さない
KAMIMAGE for FASHIONのシステムでは、店頭で顧客情報などをタブレットに手書き入力してもらうと、それが最短1時間後にはデータ化されます。印刷代、紙を保管する場所、データ入力にかかる時間や人的リソースといったあらゆるコストの削減に繋がるだけでなく、データをすぐにDMや顧客分析といったCRMに活かすことができるのもメリットです。
KAMIMAGE for FASHIONを利用する手順は至って簡単。ウェブサイトでメールアドレスとパスワードを登録したら、会員登録用など必要なフォームを作成。その後、5,000円から30,000円までの料金プランを選んでクレジットカードで決済れば、すぐに利用できます。まず小さくでも始めてみたいという店舗には、月額2,500円からのiPadの貸し出しもあります。
上ノ郷谷:学習コストを下げることだと思っています。飲食業界に限らず B to B サービスは、それなりに学習し現場での使い慣れが必要なものが多いです。ご指摘いただいたとおり人材の流動性を考えると「学習コスト」のかかるものを今現場で使われているものから置き換えて使っていただくことは難しいと思います。
トレタはこれまでもこの「学習コスト」をできるだけ低くすることにすごく力を入れているサービスですが、今後も B to B の先にある to C までをより強く意識し、よりシンプルなユーザーインターインターフェイスを提供していくだけではなく、そこから新たな体験を思い起せるようなものにすることでこれを実現していきたいです。
今後の展開などで動きありますか?
中村:特に今年は、トレタのサービスはB to BだけでなくB to B to C的な領域まで拡張していく計画もあり、ますますデザインの重要度は増していきます。