本日(原文掲載日:3月11日)朝早く、Rocket Internetが複数の東南アジア各国で展開している個人消費者間(C2C)マーケットプレイスLamidoのサービスをまもなく終了するというニュースが飛び込んできた(編集部注:原文掲載3月11日)。このニュースの出所は明らかにされなかったが、Tech in AsiaはLazadaグループのCEOであるMaximilian Bittner氏とコンタクトを取り、LamidoはRocketの大手eコマース事業主体であるLazadaと合併することを確認した。以下は彼の発言である。
LamidoはもともとLazadaの実験的な事業で、Lazadaとは別に消費者向けのマーケットプレイスサービスを提供するために作られました。昨年ではサードパーティーの売上がLazadaの売上を増加させる促進要因となっており、ローンチ時にはサードパーティーの売上割合は10%であったのが現在は75%まで増加しています。LazadaとLamidoのマーケットプレイスが急成長するにつれて、2つのマーケットプレイスの間では消費者とセラーの基盤が重複するようになってきています。
LazadaとLamidoのブランド間には多くのシナジーがあることを前提としますと、両サービスを統合するのは自然な成り行きです。統合することで当社サービスのメニューをさらに増やすことができるだけでなく、バイヤーとセラーの方に素晴らしい経験をしていただくことができます。消費者の方は簡単に使えて信頼性の高い経験を求めておられますので、Lazadaのようなマーケットプレイスに私たちの将来があると信じています。
Bittner氏はさらに、合併が実施されるのはインドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナムなど、LamidoとLazadaの2つのマーケットプレイスが展開しているすべての市場であると続けた。また、Lamidoの全従業員はLazadaに統合される。
eコマースの勢いが増しているインドネシアのような国では、Lamidoは実際TokopediaやBukaLapakといった企業と競合していた。一方、Lazadaは東南アジア全域においてB2Cのeコマースを支配しているサイトの1つだ。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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