ヴォラーレとフリークアウトが戦略提携ーーウェブに関する企業の課題を包括的に解決することを目指す

by Junya Mori Junya Mori on 2015.3.23

左から:フリークアウト飽浦尚氏、ヴォラーレ大谷昌史氏、土居健太郎氏
左から:フリークアウト飽浦尚氏、ヴォラーレ大谷昌史氏、土居健太郎氏

本日、ヴォラーレフリークアウトが戦略提携を締結することを発表した。ヴォラーレが他社と正式に提携するのは昨年のユナイテッドとの資本業務提携以来初。ユナイテッドとの提携はアプリ広告領域におけるものだったが、今回のフリークアウトとの提携はヴォラーレのWebコンサルティング領域においてとなる。

ヴォラーレはSEOやユーザ行動観察によるユーザビリティの改善など、同社が運営するメディア「appliv」で培ったノウハウを活かしてWebコンサルティング事業を行っている。一方、フリークアウトはDSP、DMPを始めとするアドテクノロジーを背景としたコンサルティングやプロモーション施策の提供を行っている。

今回の戦略提携により、両者が持つ強みを持ち寄り、これまでバラバラで提供されることが多かった広告とSEOを共同で提供し、さらにユーザビリティの向上も提供することが可能になる。

フリークアウト 営業本部セールスストラテジー局 局長の飽浦尚氏は、

飽浦氏「バナー広告を見たときに、ユーザはクリックしない場合が多い。ですが、広告を目にしたことでキーワードが印象に残り、検索してサイトを訪れるというユーザの行動もあります。これまでは、クリックしか最適化できていませんでしたが、今後は検索の最適化も合わせて提案することができます。

こうした座組はまだ少ないですが、短期で考える広告と中期で考えるSEOを合わせて提供していけるようになるので、クライアントにとってもメリットがある話だと思います」

と今回の提携についてコメントしており、ヴォラーレ Webコンサルティング事業部戦略提携セクション部長の大谷昌史氏は、以下のようにコメントしている。

大谷氏「提携の発表を行う前からすでに一緒に手がけている案件もあります。これまで広告とSEOはそれぞれの会社に分かれていて、担当者も分かれていました。これからは一気通貫してソリューションを提供することができます。

ユーザビリティの改善も行うことができるので、ユーザを連れてくるところの最適化に加え、ウェブサイト自体の最適化にも対応できるようになります。私たちはデータを取得していくところからスタートすることが多いため、データを持っているフリークアウトさんと一緒にできることはメリットが大きいですね」

SEOとインターネット広告は別々で発注されることが多く、予算を奪い合うような形になることも多かった。ヴォラーレとフリークアウトは、なぜ提携に進むことができたのだろうか。

土居氏「SEOの会社と広告の会社は、中々スタンスが合うことは稀なんです。普通それぞれが自社の利益を考えて提案してしまうことが多いので、顧客に求めるものが咬み合わないこともあります。提携するとなると、クライアントの相性や現場の空気感が合うかどうかなども大事になってくるので、こうした提携がなかなか起きてこなかったのだと思います。

私たちは顧客の利益を重視していて、会社のカルチャーも合っていて、現場での話もスムーズに進むことができています」

飽浦氏「これまではデータを重視する広告会社があまりなかったのかもしれませんね。お互いの思想が似ている気がしていて、データを重視するところなども話が合いやすい。今後は、周辺領域でも一緒に何かに取り組み、相乗効果を生み出すことができたらと考えています」

両社がノウハウを持ち合うことで、企業が抱えるウェブの課題に包括的に応えることが可能になった。若く、勢いもある2社の提携がどのような影響を生み出していくのか、楽しみだ。

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