BASEがショップのブログポータル「BASE Mag.」を開始、小さな店舗導線の起爆剤となるか

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インスタントにコマースが開始できるBASEは4月2日、ショップブログのポータルサービス「BASE Mag.」の提供を開始した。ショップオーナーに向けて提供されるプラグイン「BLOG Apps」でショップブログを開設している店舗の情報がまとめて閲覧できるポータルサービス。

先行して提供開始されているBLOG Appsによって作成されたブログは現在数千件に拡大しており、その中からBASEが選んだコンテンツがキュレーションされて掲載されることになる。利用はブログプラグイン共に無料。

BASEやSTORES.jpはサービス開始時期からずっと楽天やAmazonのような古典的な「モール」を持たなかった。トップに集客してそこから導線を貼るというスタイルから、個人のつながりや興味から生まれる、ソーシャルメディア等の活用へ転換を図ったものであり、このポリシーは今も続いている。

一方でサービス全体の集客という点については両サービス共に考えなかったわけではない。BASEは2013年7月から気になる店舗の情報をキュレーションして掲載する手法を取っているし、STORES.jpも2014年9月からフォロー機能を提供して利用ユーザー同士の興味から商品を発見できる仕組みを提供しようと試行錯誤している。

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今回の取り組みもその流れの延長と考えていいだろう。とりわけ両サービスがこだわっていると思われるのが、数多くのショップからどうやって「素敵な」店舗を見つけ、利用ユーザーとマッチングさせるか、という点だ。

インスタントコマースの分野ではとにかく店舗の数が多くできる。それは同時に従来型のキーワード検索では商品を探しにくくさせてしまう。SEOでは解決が難しい問題だ。

そこでBASEが目をつけたのがブログなどのコンテンツによる発見だ。BASE側がキュレーションすることでブログポータル全体としても、ある程度の質が保てるようになる。

BASE代表取締役の鶴岡裕太氏と会話しながら「ニッセンのカタログみたい〜」と言ったのが個人的には一番しっくりくる表現だった。

確かに単なる注文リストなのだが、あの分厚い無料のカタログをめくるとなんとなく新生活だったり、こんなモノがあったのかといったちょっとした発見があったりしてて楽しい。

課題はあくまでCGMなので、そのブログに書かれていることが本当かどうかわからないという点だ。もちろん利用規約などで審査はしているものの、記事をひとつひとつチェックはできない。もし虚偽などの情報が掲載されてトラブルになることも十分考えられる。

その点について鶴岡氏は、BASEにあるエスクローの仕組みで(ブログの記載に関わらず)店舗トラブルはある程度防げると説明していた。もし不具合(商品が届かない等)があった場合は返金ができるというものだ。もちろんこの手の課題に完璧な解決方法はないだろうが、売れるとわかった瞬間からあれやこれやとやるのが商売人だったりするので、未然に防げる仕組みはいくつか用意しておいてもらいたいと思う。

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