FacebookがSNS機能と完全に分離したウェブ用スタンドアロンのMessengerアプリをローンチ

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Facebookは本日、ウェブ用Facebook Messengerをローンチした(編集部注:原文掲載4月8日)。ややこしいかもしれないが、こういうことだ。Messengerはすでにメインのfacebook.comサイトではFacebook Chatとして利用可能だが、同社は今回、独立したアプリをmessenger.comで提供しようとしている。

つまり、Facebookは独立型のFacebook Messengerを(デスクトップの通知機能とともに)ブラウザで体験してもらいたいと望んでいるということだ。これはソーシャルネットワークの機能とは完全に分離したものだ。モバイル版アプリのように、このウェブアプリは他のFacebookユーザとチャットする方法を提供するために作られており、無関係な通知やニュースフィード、タイムライン、Facebookページ、写真、ビデオなどに邪魔されることなくチャットが可能になる。

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FacebookはVentureBeatに次のように語っている。「ウェブブラウザ向けのMessengerを本日ローンチします。messenger.comを介して利用できるスタンドアロンのチャット製品です。ログインしたらすぐにデスクトップでメッセージを送受信できます。会話を続けたり、前回中断したところからすぐに会話を再開したりできるのです」。

先月のF8デベロッパーカンファレンスでFacebook Messengerプラットフォームをデビューさせたことを考えれば、今回のFacebookの決定は当然と言える。MessengerをFacebookのエコシステムへと取り込みたいのであり、そのためには主要プラットフォームのすべてに専用アプリが必要になる。

messenger.comページは今のところMessengerプラットフォームがいかに優れているか説明することを目的としたようなウェブページにすぎないが、ログインページはすっきりしており、ブックマークも可能だ。Facebookは今後、facebook.comのユーザがFacebook Chatにアクセスしようと試みた時にmessenger.comにリダイレクトさせるという方法をとるかもしれないことも推測できる。

2014年7月、Facebookはユーザがモバイルでチャットする際にはFacebook Messengerをダウンロードしなければならないようにした。Facebookモバイルアプリにはもはやメッセージ機能がないが(代わりにFacebook Messengerアプリを開くだけである)、同社によると、FacebookからFacebook Chatを取り除く計画は今のところないという。

けれども、このようなリダイレクトがなくても、FacebookがFacebookユーザをmessenger.comにシフトさせるのはなかなか難しいだろうと思う。素晴らしいドメインであるのは確かだが、ほとんどのユーザは、既にFacebookのメインサイトを起動させることに慣れており、もし彼らがあらゆる混乱を避けたいと本気で思うならば、単に携帯を手に取り、Messengerアプリを開くだけだ。Facebookは今後数ヶ月かけてこの差を縮めようとしており、このMessengerモバイルアプリも機能満載なものになっている。

Facebookのデスクトップアプリによる試みは今回が初めてではない。2012年3月にはWindows向けにスタンドアロンMessengerアプリを、2012年12月にはFirefox向けにもローンチしているが、両方とも2014年3月にサービスは終了した。

Windows、Mac、Linux上のブラウザ全般で使えるウェブアプリの方がもちろん理に適っている。Facebook Messengerプラットフォームがいくら大きな可能性を秘めていても、モバイルであれウェブであれ、これからその可能性を証明していかなければならない。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】