処方箋をスマホで撮るだけで飲み忘れなどが防げるお薬手帳アプリ「くすりれき」

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Kusurireki
お薬手帳アプリ「くすりれき」

風邪だと診断されて、処方された風邪薬を1週間飲み続ける。一見、なんてことのないように思えますが、朝は忙しくて飲み忘れてしまったり、お昼は同僚とランチを食べてすっかり薬のことを忘れていたなんて経験が誰しもあるはず。ましてや、それが自分以外の誰か、例えば子どもや介護する両親などなら尚更大変です。

忙しい親、また子どもでも、とことん簡単に服薬管理ができるお薬手帳のiOSアプリが「くすりれき」です。くすりれきは、処方箋をカメラで撮影するだけで処方薬情報を取得して、薬の服用管理ができるというもの。開発者の育児経験や介護経験を元にサービス化されました。

自らの介護経験をもとに開発

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ユーザーは、医薬品名と容量が記載されたお薬シールや処方箋をスマホで撮影するだけ。OCR機能が情報を抽出し、登録作業を行ってくれます。薬が登録されると、くすりれきが自動で飲むべきタイミングを配薬。その時間に飲み忘れがないようにアラート通知がされ、通知をタップすることで服薬チェックができます。

また、自分のお薬管理だけでなく、子どもや家族の服薬管理にも画面をスワイプするだけで切り替えられます。薬の服用後、副作用やアレルギーが出たお薬情報もまとめて管理できるため、記憶に頼る必要がなく、受信時にお医者さんに見せて共有することも可能です。

くすりれきを開発するのは、スマートケア。同社の山本大輔さんは、3年ほど前にご家族が倒れたことをきっかけに、医療とITの分野でさまざまな事業の立ち上げに携わってきました。くすりれきは、山本さん自身の介護経験や仕事で培った知見をもとに開発されました。

「家族の看病をする中で大変だったことの一つが服薬管理でした。どの薬をいつ飲ませるか、どの薬で副作用が出るのか。自分のことならまだしも、家族のそれを把握するのに苦労しました。この課題をもとに、面倒な作業をできるだけ減らし、撮影するだけで登録から配薬、アラート通知まで出来るものを作りました」

実体験に基づくソリューションづくり

くすりれきを開発する上では、ユーザーはもちろんのこと、医師にもヒヤリング。その中で、子どもを持つ親御さんが子どもの服薬を管理しきれていないという話を聞き、最小限のアクションで家族の服薬管理ができる くすりれき にたどり着きました。

子どもの服薬に関しては、過去にどんな薬でアレルギーが出たのかを管理するのが難しいという点があり、くすりれき ではそれも記録に残すことができます。これは同時に、医療従事者側の「患者の服用履歴がわからず診療に苦労する」という課題にも応えることにもなります。

服薬管理という自分のことでもすごく面倒になりがちな行為を、スマホで写真を撮るという最小限のアクションで管理からアラート通知までして楽にしてくれるのは画期的。これをスムーズに実現するためには、アプリの画像読み取り精度が肝になるため、今後いっそう向上させていくとのこと。

「今回はアプリですが、医療における課題解決をするための一つのアプローチでしかありません。くすりれき の中でユーザーの利便性を高めるための機能追加はもちろんのこと、今後も実体験に基づく課題解決型のプロダクトを創っていきます」