シンガポールメディア大手SPHがPlug & Playと提携し、アクセラレータをローンチ

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シンガポールの印刷メディア大手Singapore Press Holdings(SPH)は、メディア・テック系スタートアップを対象とした新たなアクセラレータプログラムをこのたび発表し、今後スタートアップシーンにより一層関わっていくことが明らかになった。SPHはシンガポールのInfocomm Investments、シリコンバレーのPlug & Playアクセラレータと提携して、SPH Plug & Playプログラムを運営する。

この取り組みは、様々なメディア分野から1回あたり10社のスタートアップを支援するもので、対象はニュース・コンテンツ配信企業、広告テクノロジー、eコマース、オンラインマーケットプレイス企業など、金額はスタートアップ一社あたり3万シンガポールドル(2万2290米ドル)である。

アクセラレータとしての名にふさわしく、SPH Plug & Playは選ばれたスタートアップに対し、ベンチャーキャピタリストとメディア専門家の双方からの指導やSPHの豊富な人脈を通じてネットワークを広げる機会、トレーニング及び同社のリソースを供給する。スタートアップ各社は、シンガポールのBlk 79にあるInfocommのBASHを拠点に活動する。

SPH Plug & Playプログラムは10週間に及び、その後、参加スタートアップは投資家に対して進捗状況のプレゼンを行い、引き続きBASHでアイデアを練る機会が与えられる。プログラムの開始予定は今年半ばからだが、すでにインターネットで応募申し込みを受け付けている。

SPHではこの2年間、出版ビジネスが低迷するのを目の当たりにしてきた。新聞・雑誌の販売収入は2012年から2014年にかけて10%減少した。同社は昨年10月、シンガポールを拠点とする現地のメディア企業向けに新たなメディアファンドを設けると発表した。これは明らかに下降線をたどる出版印刷ビジネスからの脱却を目論む動きである。

Trezoモバイルアプリ(Carousellのようなオンラインマーケットプレイス)やSPH Plug & Playなどの取り組みは、まさにそうした方向の動きであり、新しいアイデアや人材を苦戦を強いられている大手に注入するものだ。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia
【原文】