
フィンランド発のスタートアップカンファレンス「SLUSH ASIA」が4月24日、東京・お台場で開催されている。
7年前にフィンランドから始まったSLUSHを今回初めてアジアで開催。学生、起業家、投資家、ジャーナリストなど、3000人が集結した。関係者の話によると、昨年冬に日本で開催することを決めたは良いが、大きなカンファレンス会場が見つからなかったため、だったら自分たちで会場を作ろう、となったそうだ。
ホワイトロックと呼ばれるテントを設営し、そして1日で撤去するのだそう。会場に向かうと巨大な白いテントが目に飛び込む。
このイベントの仕掛人であるアンティ・ソンニネン氏はSLUSH ASIAを日本で開催した理由を語ってくれた。
2013年の「東洋経済」に掲載されていた特集記事で「起業家精神は教えたり学んだりできるものだと思うか?」という問いに対し、「そう思う」と答えた人の割合は、世界主要国の中で日本が最下位だったという記事を見た。そこで、今の日本に一番足りないのは起業家精神である、それを強く感じたんだ。
日本で起業を学ぶ人は少ないし、教える人も少ない。まずは起業家は違う星から来たエイリアンではないことを伝えなくてはいけないと思っている。日本のビジネスイベントはとても堅苦しい。だから、起業家と投資家がカジュアルでロックンロールな雰囲気で、繋がってコミュニケーションできるイベントにしたかった。
アジア初のSLUSH ASIAが始まってみて、どんな気持ちか聞いてみたところ、
たくさんの人に話しかけられてあまり見れていないし、まだ終わった後の結果はわからないけど、400人のスタッフに30以上の企業、そして大勢の人が参加してくれた。ここにいる人たちはみんな笑顔だし、リラックスしているように見える。今はとてもポジティブな気持ちだよ。
次回日本でやるならもっと大きな規模で開催したいね。
と意気込みを語ってくれた。
RovioのPeter Vesterbackaも気さく写真に応じる。
CerevoのXON SNOW-1も出展。
小さなヒューマノイドPLEN2も参加していた。
ヒューマンビートボックスのライブも行われ、さながらロックフェスのような雰囲気だ。
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