Alibaba(阿里巴巴)がイスラエルのQRコードスタートアップVisualeadと提携、偽造を防ぐ「新規格」を発表

SHARE:
Image Credit: Israeli-based Visualead following their win at GMIC Beijing 2013.
Image Credit: GMIC Beijing 2013で優勝後のイスラエルのVisualead

Alibaba(阿里巴巴)はイスラエルに本拠を置くQRテクノロジー会社Visualeadと提携し、ドットレスビジュアルコードの新規格を梱包向けにリリースする。Visualeadは本日、偽造品を駆逐するのが狙いである、と述べた(編集部注:原文掲載5月18日)。

本発表は高級品メーカーのKeringグループがAlibabaを2度目の提訴に踏み切った3日後のこととなった。提訴の内容は、このeコマース大手がAlibabaのプラットフォーム上での偽造品販売に対し十分な対策をとっていないとするものだ。Visualeadは現在Keringグループ子会社のYves Saint Laurent及びYSLのライセンスパートナーのL’Orealと中国で協業中である。

Visualeadが提携するブランドにはL’OrealやFerrero Rocherなどがあり、既に新しいコードをパッケージに付けて販売開始している。このパッケージは偽造品防止の取組みに注力するAlibabaの新しいBlue Starプラットフォームの一部である。

Visualeadのマーケティング部門VPのOded Israeli氏は「製品毎に固有のドットレスコードを付け、消費者はこのコードを見ればすぐに偽造品か否かがわかります」とTechnodeに述べた。

表面の約90%が画像や絵になるので見た目にもっと華やかです。大事なことは、セキュリティが強固で偽造は不可能ということです。

セキュアスキャナーテクノロジーを利用したO2Oサービスを念頭に、ドットレスコードはいずれAlibabaのプラットフォームのいくつかに採用される予定だ。既にTaoBao(淘宝)プラットフォームではセキュアスキャナーテクノロジーは統合済みである。また、Alibabaはブランド企業がスキャナーを持つユーザに、割り引きや会員制、ポイントプログラムなどで優待できるようにしている。

この新しい提携はAlibabaが自社プラットフォームで偽造品が販売されるのを防ぐために取り組んでいるプロジェクトの1つである。今年発表された中国政府の手厳しい調査報告において、Alibabaは自社のプラットフォーム上で展開されるグレーマーケットの商品、賄賂やその他の違法な活動に対してもっと積極的に対策を打つべきだと批判されていた。

Alibabaは最近のKeringによる告発内容を否定し、「Alibabaは偽造防止の取り組みに力を入れている。残念ながらKeringグループは建設的な協力よりも、無益な訴訟を選択した」と述べている。

KeringグループはAlibabaに対し昨年7月にも同様の訴訟を起こし、今後はAlibabaと協力して対策に取り組むとして、取り下げていた。

Visualeadは今年Alibabaと提携し、500万~1000万米ドルの投資を受けた。これはKaedan CapitalEntrée Capitalがリードした160万米ドルのシリーズAに続く資金調達となった。Visualeadは2013年の北京の Global Mobile Internet Conference(GMIC)で優勝した後、18ヶ月前に中国市場に参入した。

Alibabaが当社サイドについて下さったのは本当に幸運でした。ドットレスビジュアルコードの規格を中国内、後には世界に普及推進していくことができるのですから」とOded氏は述べている。Tencent(騰訊)とWechat(微信)が中国のQRコード大手だとしたら、Alibabaはドットレスコードの主力となりえるでしょう。

Visualeadの新技術は以前のQRやビジュアルQRテクノロジーを超えていて、コードが普通の絵や画像と見分けがつかない。中国でQRコードは非常に普及しており、ソーシャルメッセージプラットフォームやインアプリeコマースで利用されている。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

----------[AD]----------