8年間221社に及ぶ買収で、未だに3分の2のファウンダーが残り続けるGoogle流 M&A

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<Pick Up> Meet the man responsible for Google’s billion-dollar acquisitions

衛生通信会社からAIを扱う企業、アドテクまで、多岐分野にわたって企業買収を行うGoogle。ここ数年の買収実績は180社で、トップ10の企業だけを見ても使った金額は240億ドル以上に及びます。そんなGoogleの企業買収について、責任者のDon Harrison氏に取材した記事をピックアップしてみました。

雑誌「Time」によると、2006年から2014年のあいだに買収されてGoogleの傘下に入ったスタートアップの数は221社。そのファウンダーの3分の2にあたるファウンダーが、今でもGoogleで働いているのだそう。これは、スタートアップのファウンダーとGoogleの企業文化の相性をきちんと見定める力があることを物語っています。

また、前述の通り、GoogleのM&Aはどこか特定の分野に定められたものではありません。買収においてこだわりがあるとすれば、それは「人々の生活をより良くするテクノロジーかどうか」という点。それは人々が日々使うようになるようなものか、スケールするのか。

GoogleがそのM&Aで重要視するのは、そのスタートアップの創業チームと、彼ら・彼女らがGoogleという企業文化に合うかどうか。起業家に求める素質としては、知的好奇心の高さ、また先入観や思い込みにとらわれずにアイディアを考え出せるか。何かの分野にすごく長けていても、「今までこのやり方をして来ているから」と新しい発想を受け入れられないようではダメだと。

Harrison氏が自分の仕事について語る中で、普段から周囲に伝えているというアドバイスを紹介しています。これは超賛成。

「僕がいつもアドバイスするのは、自分の居心地の良さの外に置かれる仕事を持つべきということだ。僕は間違いなく、毎日がそうだ」

英語で“comfort zone”と表現されていますが、今より成長することを望むなら、絶対条件じゃないでしょうか。色々な意味で一読の価値がある記事なので、ぜひ元記事をご覧ください。

via. Business Insider

 

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