今月に入って、マイクロソフトは Microsoft Innovation Award 2015 へ応募エントリを開始している。応募資格はスタートアップに限定されず、個人事業主や学術機関、一般企業の新規事業部門なども対象だ。審査の結果、ファイナリストに選ばれたチームは、6月25日に開催される表彰式に招かれ、最優秀賞(1チーム)には賞金50万円、優秀賞(3〜5チームを予定)には賞金5万円が授与される。
また副賞として、最優秀賞を受賞した企業には、ロンドンや北京をはじめ世界各地の Microsoft Ventures Accelerator 訪問に利用可能なマイレージ(提供:日本航空)、freee よりクラウド会計ソフト「freee」の20万円分のライセンス(提供:freee)、さらに全受賞企業には、名刺管理アプリ「Eight」のプレミアムクーポンと Eight VIP スキャンが提供される(提供:Sansan)。
マイクロソフトにはベンチャーキャピタルの機能を持つ Microsoft Ventures を始め、世界6拠点のアクセラレータなど、スタートアップに投資や育成支援を行う環境が整っているが、スタートアップもビジネスである以上、顧客が獲得し、サービスを利用してもらい、ユーザから対価をいただくことが何より肝要。マイクロソフトが社内に持つアセットやリソースを最大限に活用し、スタートアップを稼げるビジネスに育て上げることが目標というわけだ。
6月25日に開催される Microsoft Innovation Award 2015 の表彰式では、ファイナリストによるピッチ、審査結果による表彰のほか、THE BRIDGE が協力する形でスタートアップのパネル・ディスカッションも予定している。表彰式への一般参加についても、近日募集が開始される予定とのことなので、乞う御期待。