ヘルスケア・スタートアップのNoom、慢性病患者が入院せずに毎日を過ごすための支援プログラムを始動

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モバイル・ヘルスケア・ソリューションを提供するスタートアップ Noom は今日、慢性病患者が入院せずに毎日を過ごすことの支援を目的として、その第一弾として心臓発作を起こしたことのある患者向けの再入院予防プログラムの提供開始を発表した。心臓発作の患者は、心不全のリスクから完全に解放されることは難しく、一生向き合っていかなければならない病気の一つだ。このプログラムでは、コーチングプラットフォーム「Noom Health」( iOSAndroid)を通じて生活習慣記録、臨床医との診療予約、服薬管理機能などを提供することで、患者に対して積極的に行動変容(生活習慣改善)を促し病気の予防を図る。

先ごろ Noom は 1,615万ドルを調達し、Noom Health の開発に着手することを発表していた。今回発表されたプログラムは Noom Health 活用事例の第一弾であり、日本でも近日中のプログラム開始を念頭に臨床実験に参加するパートナーを募集中だ。Noom では心臓病以外にも、糖尿病などの慢性疾患予備軍の患者向けのプログラムを開発中で、元来のウェイトコントロールから予防医療分野へと事業領域の拡大を推し進める。

ヘルスケア・スタートアップのマネタイズ・ポイントは誰しもが模索しているところだが、最近では、ウエイトコントロールのような「あった方がいい」サービスから、Noom Health に代表される「無ければ、間接的には命にさえかかわる」サービスへとフォーカスがシフトしつつあるようだ。今後、データ・アナリティクスなどを活用し、さまざまなヘルスケア・スタートアップが自社の得意とする疾病向けの予防医療プログラムを発表するだろう。このようなスタートアップのビジネスは、医療行政のコスト負担を減らす効果があるため、Noom が参加する New York Digital Health Accelerator のような取り組みが、日本でも生まれてくることに期待したい。

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