「越境型観光」の普及を目指す、九州全域のイベント情報を掲載するおでかけ情報アプリ「SpotClip」がリリース

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spotclip
テンエックスラボは、九州全域のイベント情報を掲載するおでかけ情報アプリ「Spotclip(スポットクリップ)」を5月19日にリリースしたと発表した。

Spotclipは、九州各地の自治体や観光施設、商業施設が開催するイベントを集約し、掲載するアプリで、毎月1200件以上もの情報が掲載される。会員登録などは不要で、無料で利用できる。九州全体のイベントを網羅することで、特定の件だけでなく隣接した件のイベント情報もユーザは知ることができる。九州一帯は、自動車や鉄道などの移動が比較的楽な地域のため、他県への外出を促す「越境型観光」の普及に貢献できるという。

地域の情報発信の情報不足を補うために開発された同アプリ。2015年後半には、地域主導で情報を編集できるプラットフォームも予定しているという。地域間の連携を強め、地域活性の一助にしたいという。

まずは、アプリの利用者を増やし、イベントの情報掲載量の増加も目指す。年内には30万ユーザの獲得を目標にしている。さらに、今後は全国のイベント情報の掲載も視野にいれており、訪日観光客向けの対応もしていくという。

テンエックスラボは、ガイアックスの子会社で、東京での制作経験を経て福岡に戻ってきた九州出身のエンジニアが集まり設立した会社ということからも、当事者意識が高い。

先日みんなの経済新聞のアプリ版がリリースされたりしたように、地域発の情報を効率的効果的に届けるための手段の開発が今後必要だ。こうした情報発信を強化していく取り組みが、今後活発化していくことを期待したい。

 

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