韓国で、MERS感染者が確認された病院情報を収集・公開するクラウドマップがローンチ

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訂正とお詫び:本稿初出時、「MERS に対応可能な病院情報」としていましたが、「MERSの感染者が確認された病院の情報」が正しい訳でした。タイトルと本文の一部を初出時から変更しました。

このところ、韓国全体が MERS(メルスまたはマーズ、中東呼吸器症候群)による脅威に怯えている。韓国政府は MERS の感染者が確認された病院の情報を公開しておらず不安感が高まる中で、MERS による隔離は現在まで(原文掲載日:6月4日)に1,667人に達していることが明らかになっている。

MERS の感染者が確認された病院を取得するのが難しい中で、韓国のスタートアップ Data Square(데이터스퀘어의)代表のパク・スンヨン(박순영)氏は6月3日、クラウドソーシングで MERS の感染が確認された病院を収集・公開できるサイト「MERS MAP: 拡散地図」を開発し、自らの SNS で紹介した。利用にあたり、サイト開発者が投稿した通知は次の通りだ。

  1. この地図は、皆さんの情報提供が元になります。プレスリリースや、内容のエビデンスがとれる情報のみを提供するため、情報の書き込み機能は備えていません。(mersmapreport [at] gmail.com へ情報をメールする)
  2. MERS の感染者が確認されている病院では、患者の隔離と防疫が可能です。ただし、病院名は非公開であるため、赤い点で示された地点を中心に、感染経路を確認してください。
  3. デマ情報があった場合は、Facebook ログインをして訂正申告することができます。デマであるとの評価が同じ地点に5回以上申告されると、自動的にデータが削除されます。
  4. 登録された情報に問題を見つけたり、バグや機能の提案がありましたらメールいただければ幸いです。

(訳注:本サイトは開発途上であるため、記事公開後に一部仕様が変更されている可能性があります。)

現在、このクラウドマップに、具体的な名前と地域が公開された病院数は14カ所である。

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

【原文】

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