自分の分身のようなアバターが感情表現することでチャットできる新感覚アプリ「MimeChat」

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アバターがチャット画面で感情表現する「MimeChat」
アバターがチャット画面で感情表現してくれる「MimeChat」

そろそろ出尽くした感が否めないほど豊富に存在するチャットアプリですが、新たにリリースされたのが「MimeChat」です。この無料チャットアプリは、ローマニアを拠点とするモバイル開発会社「Halcyon Mobile​is」が開発したもの。同社のGyongyi Ferenczyさんによると、チームが所在するクルジュ=ナポカにはIT企業も多く、東ヨーロッパのシリコンバレーという別名もあるのだとか。

MimeChatは、自分のアバターを使って相手とコミュニケーションができるアプリ。打った言葉に応じて、アバターが内容をアニメーションで表現してくれます。好きにカスタマイズできるアバターはまるで自分の分身。泣いたり、笑ったり、ハグをしたり。実際の様子は、紹介動画をご覧ください。

iOSとAndroidで提供されるアプリをダウンロードしたら、自分の電話番号を登録。性別を選び、肌の色、髪型、洋服、アクセサリーなどを選んで、自分だけのアバターを作ります。テキストを打つことで候補となるアニメーションが表示される他に、「Happy Dance」「Biting Nails」などのアクションを選ぶことで、チャット画面の中のアバターが動きを表現。より楽しくライブな会話が実現します。

MimeChatの共同ファウンダーであるSzabiさんとLeviさん。2人は、ステッカーや絵文字を使ってやり取りする中で、もっとこの体験を良くできるはずと思い立ち、今回のアプリの開発に至りました。アバター自体は古くからあるものですが、気軽にぽんぽんやり取りが進むチャットにそれを取り入れることで新しいコミュニケーションが実現しています。

「他のチャットアプリとの最大の違いは、このカスタマイズできるアバターです。動くアバターが、全く新しいチャット体験を生んでいます。自分の分身かのようなアバターがいて、相手にハグしたりビンタしたり、いたずらしたりするんです。このレベルのインタラクションは他のチャットアプリにはありません」(Ferenczyさん)

チャットアプリ、アバターといった要素から若いユーザーからの支持が高いMimeChatですが、意外にも30代のユーザーも多いのだとか。現状のマネタイズ手段としては、毎週追加されるアバターの着せ替え・アクションアイテムのアプリ内課金があります。

今後は、ユーザーによるアプリの使われ方やリクエストなどを踏まえてアプリを強化していく予定。次回のアップデートでは、写真共有の機能が追加されます。ローマニア発のMimeChatは、始めからグローバル市場を狙って行くとのこと。現在、アプリの多言語化にも対応中で、まずは日本語と中国語への対応を最優していくとのことです。

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