シンガポールMonk’s Hill Venturesの主要メンバーが相次いで退職「特に変わったことはない」

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シンガポールに拠点を置くベンチャーキャピタルのMonk’s Hill Venturesでは、最近パートナーのStefan Jung氏とアソシエイトのChristian Sutardi氏など、キーパーソンが退職していたことがわかったとシンガポールのテックブログe27が報告した。このニュースはジャカルタで予定されていたメーデーのパーティーの前日に明らかになった。記事では退職理由は述べられていないが、設立パートナーの Kuo-Yi Lim 氏は意見の相違や内部のいざこざではないとTech in Asiaに語っている。

「同僚や部下がいずれ独立して起業すべきというのが常に我が社の信条でした。彼らは2~3年サイクルで働いており、キャリアの一部として自分でスタートアップを始めるか参画するかを勧めています」とLim氏は述べる。2人とも会社には1年強ほど勤めたということだ。

Sutardi氏はFabelioというオンラインのカスタム家具用品店を始めるということで辞職した。Jung氏について、Lim氏は「いくつかのアイデア」に取り組んでいると述べるに留まった。Lim氏は、Jung氏がフルタイムのパートナーで、意思決定においては設立マネージングディレクターのLim氏とPeng Tsin Ong氏の直下の役職だったことを明らかにした。

「チームの中にいい人たちがいるということは、彼らの前にたくさんのチャンスが常にあるということです。ChristianもStefanも本当に素晴らしい仲間なので、去ってしまうのは寂しいですが、彼らが次に何をしようとするか楽しみでもあります」とLim氏は語る。また、Lim氏とOng氏がMonk’s Hillに専念するとも話していた。コンテンツ戦略のMona Nomura氏が去ったことについては、彼女はコンサルタントであり非常勤だったため問題はないとLim氏が話している。

Sutardi 氏は Tech in Asia にこう語る。会社側も自分が「遅かれ早かれ去る」ことになるし、ポートフォリオ企業に加わるか自分でスタートアップを立ち上げるかするだろう、ともわかっていた、と。Sutardi 氏が Monk’s Hill に加わったのは3つの理由があったという。パートナーから学ぶため、VC ビジネスを理解するため、東南アジアの様相をもっと理解したいためということだ。

今後、Monk’s Hill は体制を強化していくようだ。インドネシアのコミュニティディレクターと投資アナリストの2名を迎え入れ、さらに2名をメンバーに加える予定だ。

Monk’s Hill は2014年5月、シンガポール政府によるシリーズAスタートアップへの共同出資プログラム、ESVFの中で財界に突如現れたVC企業だ。Ong 氏はシリコンバレーの起業家として名を馳せており、Lim 氏は国有VC企業Infocomm Investmentsの前CEOだった。

Monk’s Hillは既にいくつかの取引を進めている。シンガポールのeコマースロジスティクススタートアップ Ninja Van に2500万米ドルの投資ラウンドを主導したほか、インドネシアの金融関連ポータルサイトCompare88にも投資を行った。さらに多くの取引を行うことが予想される。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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