「もう一回バカみたいに作ってみたいんだ」ーー佐藤崇氏のスマートアプリ、East Ventures等から資金調達

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スマートアプリ代表取締役の佐藤崇氏

今年1月にモバイルゲームのモブキャストを退社し、再びスタートアップの道に戻ってきた起業家、佐藤崇氏の次の展開が見えてきた。やはりモバイル検索のようだ。

スマートフォン向けのコンテンツ・アグリゲーションを手がけるスマートアプリは6月2日、East Venturesおよび複数の個人投資家らを引受先とする第三者割当増資の実施を発表した。調達した資金は3450万円で、これに伴い、East Venturesパートナーの松山太河氏が監査役に就任する。調達資金は当面の事業運営にあてられるとしている。

スマートアプリの設立は5月1日。佐藤氏は元証券会社の稲垣岳也氏らと数名で立ち上げた。リリースでは「スマートフォンアプリ向けの利用促進サービス」を開発する、となっているが詳細についてはまだ非公開のままだ。佐藤氏の話によれば、サービスの立ち上げは夏から秋を予定しているという。

また具体的なサービスについて話を聞いたところ、iOSやAndroidなどを越えた横断的な検索エンジン、というところぐらいまでは聞けたのだが、如何せんまだプロダクトが開発中ということで詳細はわからない。ただ構想を聞く限り、本当にそれが出来るのであれば結構な使い勝手のものになりそうだった。

佐藤氏は元々、モバイル黎明期にビットレイティングスを創業、モバイル検索の「エフルート」を手がけたこともあって、期待値は大きい。松山氏が早々に支援したのも、やはりそういう実績があってのことかもしれない。(ちなみに松山氏は連続起業家の家入一真氏や山田進太郎氏など、経験者への支援が厚い)

「勿論、手堅く稼ごうと思えばやり方あるんでしょうけどね。もう一回、バカみたいに作ってみたいんですよね」(佐藤氏)。

一方でスマホ・アプリ検索の分野は競争も激しい。彼が送り出すプロダクトの仕上がりを期待したい。

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