アメリカでトラック運送業界のディスラプトを狙うスタートアップ2社

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via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
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2つの会社が、高速道路でもたついている大型輸送車をより機敏にするべく新たなプロダクトを本日発表する(編集部注:原文掲載6月7日)。

そのうちの1社、カリフォルニア州サンノゼを拠点とするTrucker Pathは、Android/iOS用の同名のアプリを有しており、アプリ上で最寄りのトラック駐車場、重量計測ステーション、ホテル、ディーゼル燃料補給所などの便利な案内を提供する。同社によると24万のユーザがおり、大きなクラス8トラックの10%を占めている。

Trucker Path社は今日、ウェブベースのTruckloads Marketplaceを発表する。長・短距離のトラック輸送を必要とする貨物会社とトラックとを結び、取引が行えるプラットフォームだ。このマーケットプレイスは今月末にはオープンベータ版が試用可能となり、貨物追跡とともにアプリに組み込まれる見込みだ。

トラック運輸マーケットプレイスが成功すれば、莫大な利益が見込まれる。合衆国の運輸の約4分の3はトラックにより輸送されており、その貨物の価値の合計は年間約6700億米ドルに相当する。

Trucker Path 上で行われる取引

仲介業者はマーケットプレイス上に、何をいつどこからどこへ輸送するかという情報を投稿する。トラック運転手は見積もりを出し、仲介業者がそれを承諾する。Trucker Path社は、将来的には運転手側からもやり取りを始められるようにする、と述べている。

Above: Trucker Path’s new Marketplace Image Credit: Trucker Path
上:Trucker Path上の新マーケットプレイス
Image Credit: Trucker Path

Trucker Path社によると、3月に開始したクローズドベータ版のマーケットプレイス上では既に、約300の仲介業者から約1万5000の運輸会社に約3万の積荷が依頼されたとのこと。

CEO兼創設者のIvan Tsybaevは、トラック運転手と運搬業務のマッチングの競争はまだ緩やかであると述べた。

DATのような積荷掲示板は掲示板のCraigslistのような感じである一方、Trucker PathのマーケットプレイスはeBayのような躍動感がある取引であると指摘する。

また、マーケットプレイスと異なり、積荷掲示板にはユーザレビューもなければ、信用情報や保険情報もほとんどなく、仲介業者や運転手に連邦政府からの許認可の提示も保証もない、とも言及した。

他のトラック向けマーケットプレイスとして、貨物を持つ企業と独立トラック運転手とをつなぐKeychain Logisticsがある。

uShipのような運輸マーケットプレイスは小包よりも大きな荷物にフォーカスしているが、Cagomaticは地域内運送志向である。

Transfix社の仲介アプリ

ニューヨーク市に拠点を置くTransfix社は、昨年1月から長距離オンライン・マーケットプレイスを運営している。Transfix社は今日、12月にベータ版としてリリースされていた州間運転手向けAndroidおよびiOSアプリの正式ローンチを発表した。

Above: Transfix’s newly launched mobile app Image Credit: Transfix
上:Transfixがローンチした最新のモバイルアプリ
Image Credit: Transfix

ウェブベースのマーケットプレイスも統合した彼らのアプリには、今回新たに運転計画機能が追加され、天気やATMの情報、さらにはLottoを買えるトラック停車場所の情報まで追加されている。

Trucker Path社のマーケットプレイスは様々な仲介業者と運輸会社を引き合わせるが、Transfix社は全積荷の単独の仲介業者として、Barnes and Nobleのような顧客のために配送業者を探す。

その気になれば、Uberがこの市場を独占することはできるのだろうか。

「Uberは香港で地域内運送を開始したが、長距離輸送には手を出さないだろう」Trucker Path社のTsybaevはそう述べた。というのも、長距離輸送は地域交通とはかなり異なり、より複雑だからだという。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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