この写真に「The World Elements」のもうひとつの特徴がある。写真にリンクを貼り付けることが可能になっており、リンクを貼り付けられた写真はマウスオーバーするとリンクが貼り付けられた箇所が浮かび上がる。
リンクを付与した写真はコードが発行され、以下の写真のように外部サイトに貼り付けることも可能だ。
分散型コンテンツとコマース
クオリティの高い写真と、写真のリンク・貼り付け機能。こうした機能を伴った「The World Elements」は単なるメディアではない。「The World Elements」の今後の可能性について、東京通信社CO-CEOの野垣映二氏はこのように語る。
野垣氏「3月にリリースした「The World Elements」はβ版という位置付けでした。3ヶ月ほど運用してきて、コンテンツの質の高さなどを国内の大手企業にも評価してもらえており、広告の話などもいただいています。「The World Elements」は将来的に、コマースにつなげていきたい。分散型コンテンツのコマース版、分散型コマースのような領域にトライしていきたいと考えています」
コマースサイトの外で購入できるようになる流れはますます加速していくだろう。その流れを見ても、「The World Elements」の挑戦は興味深い。だが、これまでサービスの開発をしてきたわけではなかった東京通信社が「The World Elements」の開発に取り組み始めたのには、どのような背景があったのだろうか。
小泉氏は、東京大学経済学部を卒業し、日本興行銀行(現みずほコーポレート銀行)やゴールドマン・サックスの投資銀行部門資本市場本部共同本部長などを経て、現在はTABLE FOR TWO Internationalやパーソナルモビリティの「WHILL」などのアドバイザーも勤める人物。国内外における豊富な経験を基に、FiNCのエクイティファイナンスやM&A及びグローバル展開の戦略などを担っていきます。
Bill Franks氏はTeradataの最高分析責任者で、データ分析とビッグデータ分野のトレンドについて見解を述べている。『Taming The Big Data Tidal Wave』や、最近出版された2作目となる『The Analytics Revolution』の著者である。彼は講演も頻繁に行っており、International Institute for Analyticsの教員でもあ…