家事代行のマッチングサービスのHomejoyがサービス終了のアナウンス、業界に大きな波紋を広げている

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Homejoy

<ピックアップ>Cleaning Startup Homejoy Shuts Down After Worker Lawsuits | Re/code

家事代行サービスのスタートアップとして注目を集めていたHomejoyが、突如7月末をもってサービスをシャットダウンするという案内を出し、一部にて話題にとなっています。シャットダウンの理由には、家事代行を求めるユーザと、現場に行くホームクリーナーとの仲介に際して、斡旋された人がHomejoyの従業員や請負業者であるのか、という問題に対する訴訟が大きな課題となりました。この従業員か否かの問題は、Uberも同様の問題で訴訟を抱えており、他にもクラウドソーシングなどのプラットフォーム全体にも影響を及ぼす問題として、アメリカでは議論になっています。

YCombineter出身のHomejoyですが、周囲から多くの出資や応援を集めましたが、なかなか事業を成長させることができず、また先の訴訟問題なども相まって事業に苦戦していた事が挙げられます。一部では、Homejoyは売却も検討していたほどでもあったそうです。

そうしたなかで、サービスを閉じるという判断に至ったHomejoyですが、さっそくライバルのHandyなどがスタッフやホームクリーナーの争奪に乗り出しています。その一部に、Google Venture としてHomejoyに出資もしていたGoogleが、Homejoyのテックスタッフの人材獲得に乗り出している、という話もでてきています。

Googleとしての新しい領域として、ホームサービスマーケットを見定めているのでは、という噂もあるなか、Homejoyのスタッフを獲得し、自社としての新しいサービスを始める目論んでいるのかもしれません。

そうしたさまざまな動きも含めて、今回のHomejoyのサービス閉鎖は多くの領域に対して影響を及ぼしているのは間違いなく、その後の展開などは注目しておくべきかもしれません。

via Re/code

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