オンデマンド経済「XXX版Uber」に潜む罠、そして盛り上がる「周辺」ビジネス

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<ピックアップ>Investors are overlooking one thing when they throw money at ‘Uber for X’ startups

今月発生したHomejoyのシャットダウンは話題になりました。

<参考記事>

この記事にもある通り、Homejoyが窮地に追い込まれた直接的な要因のひとつが訴訟問題です。依頼しているワーカーが業務委託ではなく、従業員として雇用しろというもので、結果的にサービスもろとも吹っ飛ばしてしまったのですから皮肉なものです。

ちなみにHomejoyは2012年創業のホームクリーニング・マッチングサービスで、認定された事業者に1時間20ドルで依頼することができるシンプルなアイデア。いわゆるシェアリングやオンデマンドの文脈で成長を続け、2013年末には3800万ドルという資金を獲得していました。(これまでに調達した資金はCBベースで約4000万ドル)

これについては別のRe/codeの記事で、同じく同様の訴訟リスクを抱えているUberがもし、カリフォルニアのドライバーをすべて雇用した場合、2億900万ドルも追加でかかるという試算を弾き出しており、同社が山ほど資金を調達している理由が垣間見れて興味深いところです。

またBusiness Insiderの記事でも、スタートアップはもう少し自分たちのビジネスモデルが規制などに準拠しているのか、確認に時間をとったほうがいいと、問題に詳しい弁護士のコメントを掲載しています。

米国事例の話ではありますが、国内でも見え方次第で雇用か業務委託かは紙一重のところですから、注意したい箇所ではありますね。

ところでこのように多くの話題を振りまくオンデマンド・ビジネスですが、CB Insightsにちょっと変わったまとめが掲載されていました。オンデマンド・ビジネスに「つるはしとシャベル」を提供する周辺サービスです。35社についてはいつもの通りわかりやすくマトリックスになってますので原文をご確認ください。おおよそ下記の4つのパターンに分類できるそうです。

  • ルート・車両最適化と物流:デリバリやルート、資産などの管理分析ツール類。MeadowやBoxbeeといったオンデマンド・サービスに対してデリバリに関する管理業務サービスを提供するOnFleetなどがここに含まれます。
  • バックグラウンドチェック:多種多様な人材と業務委託をするため、CheckrのようにAPIでつなぎ込んで人物情報を調べるサービスが必要になります。
  • 1099ワーカー(自営業管理):Zen99のようなフリーランサーの税や給与管理サービス。
  • アプリプロモーション、ディープリンク:オンデマンドサービスを他のサービスと連携させる仕組み。例えば地図を見ながらUberを呼べるようにするため、ButtonはFoursquareやUberと連携できるSDKを提供しています。

via Business Insider