あらゆるお気に入りの場所をブックマークできるパリ発マップアプリ「Mapstr」

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上:Mapstr Image Credit: Mapstr
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Image Credit: Mapstr

Appleは資金を注ぎ込んでマッピング技術の向上に取り組み、GoogleはGoogle Mapsの強化、NokiaはHereの買収を計画して大手企業の注目を集めている。デジタルマップが私たちの生活において重要な役割を果たしていることは明らかだ。

それを念頭に置いた上で、Mapstrは既存のマッピング技術をさらに便利にし、フル活用することを目指している。このフランス発スタートアップは数ヶ月前にパブリックベータ版をローンチしていたが、今週ついにiPhone版が公式リリースされる。Mapstrを使えば、公園や博物館、親戚の家やバーに至るまで、世界中のあらゆるお気に入りの場所を簡単にブックマークすることができる。

ここで注目したいのは、Google Mapsにはお気に入りの場所をGoogleアカウントに保存するブックマーク機能がすでに組み込まれている点だ。しかし、Mapstrはそれ専用に開発されており、ブックマーク機能を使って新しいことができるようになっている。

場所を探すのに現在位置を利用したり、名前や住所を使ったり、地図上の特定の場所まで移動したり、住所の写真を撮ったりすることもできる。MapstrはOCR(光学式文字読取装置)を使って住所を認識し保存することが可能だ。

さらに、Mapstrは整理することにかなり長けている。場所をアカウントに保存すると「公園」や「バー」などでタグ付けでき、コメントも付け加えることができるので、なぜこの場所を保存したか思い出すのに便利だ。

上:Mapstr
上:Mapstr

Mapstrの最大の売りは、機能を詰め込み過ぎていない点にある。決してソーシャルネットワークを目指しているわけではないが、App Storeにリリースされる最新版にはソーシャルの要素が組み込まれている。友人とお気に入りの場所をシェアできる非常に便利な機能が備わっている。

また、このようなアプリには自分が好きそうな場所を予測してくれる厄介な機能も備わっているものだが、Mapstrは推奨型のエンジンを目指してはおらず、その時々のちょっとしたお気に入りの場所でも、人はそれがどこだったか、また気に入った理由を簡単に忘れてしまうので、思い出せるようになっている。

パリに拠点を置き、3人のチームからなるMapstrは10人のエンジェル投資家からのプレシードラウンドを近日中に完了する予定だ。投資家らが加わることでマネタイズの必要性が高まるわけだが、広告や「お勧め」場所予測機能がない中で、彼らはどのようにマネタイズしていくつもりなのだろうか。

最も明らかなのは、追加の「プレミアム」機能に料金を課すフリーミアム版にすることだ。実際マネタイズを決める際にはこれが最も現実的な選択肢であると彼らは語ってくれた。Androidおよびウェブ版も現在開発中で、今年中にはローンチする予定だという。

このようなアプリを開発したのはMapstrが初めではない。Pin Dropが昨年アメリカのApp Storeでリリースされ、Mapstrと非常に似たアイデアであった。しかし、Pin Dropは資金不足で失敗に終わり、開発したイギリスのチームメンバーらはAppleに引き抜かれた。また、同様の機能を提供するCitymapsもあるが、これは他にもたくさんの機能を備えており、ソーシャルネットワーク寄りのサービスである。

ブックマーク機能のみに焦点を当てているMapstrはきっとファンの心をつかむことができるだろう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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