次のステージを目指してーークラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」を運営するワンモアがCCCグループと資本業務提携

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最初、クラウドファンディングが日本に上陸したのは、2011年のころ。以降、新たなプレイヤーの参入もあり、クラウドファンディングは少しずつ認知度が向上してきた。

黎明期にスタートした日本のクラウドファンディングサービスたちは、それぞれ次のステップへと進み始めている。ワンモアが運営する「GREEN FUNDING」も、そんなサービスのひとつだ。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)グループのインターネット事業を統括するT-MEDIAホールディングスが、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」を運営するワンモアと資本業務提携契約を締結した。

今回の資本業務提携により、T-MEDIAホールディングスがワンモアの既存株主が所有する株式を買い取り、第三者割当による新株の引き受けを行っている。これに合わせて、「GREEN FUNDING」はサービス名称を「GREEN FUNDING by T-SITE」へと変更。ブランドのリニューアルを行った。

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ワンモアが今回の提携に至った経緯は、少し前に遡る。2012年4月、同社はIMJインベストメントとの資本・業務提携を実施、クラウドファンディングのノウハウと仕組みをASP化して提供する新サービスの提供を始めた。同年、IMJインベストメントの親会社であるIMJが経営陣による公開買付(MBO)を実施し、非上場企業となった。この経営陣に含まれていたのがCCCだった。

その頃から、少しずつつながりが生まれ始めていた、ワンモアとCCCグループは2015年1月に開催されたベンチャー向け協業・支援プログラム「T-VENTURE PROGRAM」を機に距離を縮める。ワンモアは同プログラムに出場し、見事に優秀賞を受賞した。その後、話が進み、今回の資本業務提携へと至った。

両社の協業により、「GREEN FUNDING by T-SITE」で資金調達を成功させたプロジェクトが、代官山T-SITEや湘南T-SITE、TSUTAYA直営店舗等でイベントを実施するなど、リアルチャネルを活用したマーケティングも可能になる。KickstarterがMoMAと連携し、Makuakeが伊勢丹と連携していることなどを見ると、クラウドファンディングとリアルチャネルの結びつきは今後さらに重要になる。

また、CCCグループによるクリエイター発掘支援プログラム「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」の第一弾となる「映像クリエイター発掘」プロジェクトにおいても、2015年11月12日に開催される最終審査で選出予定の優秀3作品は「GREEN FUNDING by T-SITE」を通じて、T会員をはじめとした幅広い層から、制作資金支援を募る予定だという。

CCCグループが持つ資産と「GREEN FUNDING」というクラウドファンディングが共になることで、上流から下流までクリエイターの支援が可能になる。ワンモア代表取締役CEOの沼田健彦氏は、

沼田氏「今回の資本業務連携によって、これまで支援していただいていた投資家の方々にも利益を還元することができました。これからは第二創業期のつもりで、サービスを磨いていくつもりです。少し先の話にはなりますが、アジアを中心に存在感を発揮するクラウドファンディングサービスとして成長させていけたらと考えています。」

そう今の胸の内を語ってくれた。CCCグループと連携することにより、クラウドファンディングが持つ可能性はさらに大きなものになっていくはずだ。「GREEN FUNDING by T-SITE」がこれから生み出していくプロジェクトたちに期待したい。